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ヨドバシでのApp Store & iTunesギフトカードの10%OFFは12/16まで

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ヨドバシの店舗でiTunesカードの10%OFFキャンペーンが11月1日から開催されていますが、12月16日で終了です。

キャンペーン中に購入したレシートを持って行けば、同時購入でなくてもキャンペーンは適用されます。

ヨドバシ店舗でのiTunes Cardキャンペーン

iTunes-Card-Yodobashi-Campaign-2018-Dec-01

App Store & iTunesギフトカードはApple IDに予めチャージしておくことで、App Storeでのアプリの購入や、iTunesでの楽曲購入、Apple Musicに支払いなどに使えるプリペイドカードです。

以前は、ヨドバシでの2枚買うと2枚目が半額とか、ソフマップでの10%OFFとか、SEIYUでの5%OFFなどが行われていましたが、殆どが終わってしまいました。

今回のヨドバシのキャンペーンは条件があり、

  • 全Apple製品(純正アクセサリ含む)
  • 合計で1,080円(税込)以上のサードパーティ製Apple製品関連アクセサリ

と組み合わせる必要があります。

サードパーティ製アクセサリで1,080円(税込)以下でも複数のレシートを合わせて1,080円(税込)以上にすれば有効だそうです。

開催期間は、

  • 2019年11月1日から2019年12月16日まで

です。

iTunes Cardと同時に購入しなくても開催期間中に購入したレシートを見せれば、キャンペーン価格が適用されます。

この点について同時購入でないとダメと言う店員もいますが、複数の店員に確認していますし、私もキャンペーン適用で購入できています。

対象となるiTunes Cardは、1500/3000/5000/10000の4種類ですが、どのカードも1枚としてカウントされます。

購入金額を合算して1,080円(税込)以上にすることはできますが、対象製品1点につき1枚までとのことですので、2,160円(税込)以上にしても2枚には適用されません。

なお、iTunes Cardの購入手段については制限をかけていないとのことです。

以前、アカウントの乗っ取りによるポイントのプリペイドカードへの換金が多発した時、プリペイドカードの購入は現金のみに制限されました。しかし、ヨドバシでは現状はポイントでもクレジットカードでもiTunes Cardの購入が可能です。

プリペイドカードの購入ではポイントが付きませんので、ポイントで購入するのがお得でしょう。

 

まとめ

最近は、iTunes Cardの割り引きキャンペーンをあまりやらなくなりました。

もしも、新しいiPad ProやMacを購入したり、iPhone XSなどのアクセサリを購入したレシートがあるなら、この機会に購入しておいた方がよいでしょう。


何故、Windows 10のアップデートを回避するのに複雑な手順が必要なのか

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ネットを検索すると、Windows 10のアップデートを簡単に回避する方法はすぐに見つかります。

それなのに、このサイトで説明している方法は何故複雑なのか理由を説明します。

記事を書いている人の種類

Windows 10のアップデートを回避する方法について記事を書かれている方の多くは、システム開発やパソコンの管理などそれなりの経験を持たれ、その経験から回避方法を推測することができます。

Windows 10をコントロールしようとする場合、まず考えるのがグループポリシーによるコントロールです。

Windows 10 Proではグループポリシーエディターが使えますのでコントロールしようとする項目があれば、値を変更すればコントロールできるはずです。

グループポリシーエディターは対応するレジストリーをGUIで変更しているだけなので、グループポリシーエディターが使えないWindows 10 Homeでもレジストリーを直接変更すれば、同じ効果が得られるはずです。

そのため、その推測をそのまま記事にする方が居ます。

 

しかし、正しい情報を発信するためには推測が正しいかを検証する必要があります。

検証には記事を書く時間の何倍もの時間がかかるため、実際に検証している方は限られます。

そのような方は実際に検証した証として画像を掲載していることが多いので、その部分で前者との違いが分かります。

 

更に、経験も無く、商売として記事をコピーしてそのまま掲載する方も居ます。

 

これらの記事は区別がつき難く、簡単な手法が好まれるため、検索順位と効果が一致しない場合があります。

 

Windows 10の特殊事情

Windows 10の強引なアップデートには多くの方が反発し、いろいろな方法が試されています。

その中で分かったことは、Windows 10は従来のWindowsと異なり、多くのグループポリシーが無視されるということです。

そのため、推測をそのまま記事にしていると、殆どの場合は効果がありません。

また、Windows 10 Proと同じグループポリシーを適用すればWindows 10 Homeでも効果があるという幻想も問題となります。

 

例えば、こちらのサイトで紹介されているWindows 10 Homeでの回避方法ですが、Windows 10 Homeでグループポリシーエディターを使えるようにして、Windows 10 Proの延期設定を行っています。

ここで設定しているグループポリシーに対応するレジストリーはこちらで説明されています。

2018年12月時点ではWindows 10 Pro バージョン1803でこのように365日の延期設定を行えばWindows 10 Pro バージョン1809にアップデートされることはありません。

Reason-of-Windows10-Update-Avoidance-Complex-01

レジストリーではこのようになります。

Reason-of-Windows10-Update-Avoidance-Complex-02

そこで、Windows 10 Home バージョン1803においてWindows 10 Proと同様にレジストリーを変更して再起動し、更新を確認したところWindows 10 バージョン1809へのアップデートが始まってしまいました。

Reason-of-Windows10-Update-Avoidance-Complex-03

先の記事がどこまで検証して書かれた記事なのか分かりませんが、現状ではアップデートを延期できません。

 

当サイトの方法が複雑な理由

上記のようにグループポリシーは無視される、Windows 10 Proでできていることはレジストリーを変更してもWindows 10 Homeでは無視される、など、普通に考えられるアップデート回避策はMicrosoftに封じられています。

そこで、Microsoftが相手にしないマイナーな手法を、できるだけ特別なツールを使わずWindows 10の機能だけで実施できるように当サイトの記事では説明しています。

 

まとめ

Windows 10のアップデートを回避する方法にはいろいろな種類があります。

もちろん、昔は効力があってもMicrosoft側での対策により効力が無くなったものもあります。

しかし、グループポリシーで簡単に対処できたり、Windows 10 Proの優位性がレジストリーを書き換えるだけで揺らいだりするようなことは普通はありません。

どの情報を信用するかは、あなた次第です。

「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」をブロックする方法(暫定版)

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Microsoftは大型アップデートを阻止する動きを封じるために「WIndows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」の配信方法を変えてきました。

従来の対策は使えなくなったため、別の対策について説明します。

Windows 10 Proについて

Windows 10 Proについてはこの記事を書いている2019年12月時点では、正規の方法で大型アップデートの適用を延期させることができます。

Microsoftの対策もだんだんと巧妙となってきており対策も困難となりますので、Windows 10 Homeを使っている場合はWindows 10 Proへのアップグレードをお勧めします。

大型アップデートの適用延期方法についてはこちらの記事を参照願います。

なお、同様の効果があるグループポリシー(レジストリー)を変更することでWindows 10 Homeでも適用を延期できるとの情報もありますが、こちらに示したように「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」については効果がありませんでした。

 

「Windows 10 更新アシスタント」と「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」との違い

今年猛威を振るった「Windows 10 更新アシスタント」はユーザーに気付かれないように裏でアップデートを9割がた完了させ、気付いた時には既に手遅れとなる巧妙なアップデート方法をとっていました。

これはユーザーの作業中のデータが消失しようと、アップデートによる不具合でWindows 10が起動しなくなろうとアップデートは強行されます。

大多数のパソコンがネットワークに常時接続されている現代において、Microsoftが考える最も安全な環境にアップデートされていないパソコンは害悪であるため、最優先でアップデートすべき対象であり、アップデートされずにウイルス拡散の踏み台となるなら破壊してしまえとの考えのようです。

 

一方、「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」はユーザーを騙すカモフラージュが施されていますが、「更新プログラム」としての立ち位置は守られています。

アップデート準備が整うとワークファイルは削除されストレージの負担を減らしていますし、数日の適用の延期も指定できます。

 

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安全性

ここで説明する方法は、再起動後に実行されるべきアップデートプログラムを削除します。

「Windows 10 更新アシスタント」では再起動後にUEFI BOOTで指定される起動プログラムをアップデートプログラムに書き換えていました。

しかし、ここで説明する方法でブロックしてから再起動すると「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」はアップデートプログラムが見つけられずUEFI BOOTを書き換えることに失敗し、現状のバージョンのWindows 10が起動することになります。

したがって、こちらで説明したような再起動後の不具合は発生しません。

 

ただし、システムドライブ(C:)の直下のシステムフォルダーを削除します。

「$WINDOWS.~BT」という特徴的な名前なので間違えることは無いと思われますが十分注意して作業してください。間違って他のシステムフォルダーを削除してしまうとWindows 10が起動しなくなる危険性があります。

 

制限事項

ここで説明する方法を実施した場合、以下の作業は実施できなくなります。

  • 「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」によるアップデート
  • 「Windows 10 更新アシスタント」によるアップデート
  • 「Windows 10 メディア作成ツール」によるUSBメディア、ISOファイルの作成
  • 「Windows 10インストールメディア」によるアップデート
  • 「パッケージ版Windows 10 USBメディア」によるアップデート

すなわち、大型アップデートに関係するすべての作業が行えなくなります。

これらの作業を行う場合は、後述の「ブロックを解除する方法」でブロックを解除してから、これらの作業を実施してください。

 

ブロック手順のフロー

従来の方法で作業を進めて行き、このブロックツールを起動して

Windows10-avoid-v1809-Update-01

「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」を指定しようとすると、このように指定すべき更新プログラムが表示されずブロックできません。

Windows10-avoid-v1809-Update-02

そのため、以下の方法でブロックを行います。

ブロックを行うには「C:\$WINDOWS.~BT」というフォルダーを削除する必要がありますが、「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」がこのフォルダーをアクセスしている間は削除が行えません。

そのため、アクセスしなくなる「再起動待ち」の状態になるまで待ちます。

ここでは3つのケースを想定して、それぞれのケースから1つの状態に集約させ同じ手順でブロックする手順としています。

3つのケースとは以下のような場合です。

  • ケース(1):Windows 10 バージョン1809にアップデートされてしまった
  • ケース(2):「設定」アプリの「Windows Update」を見たら「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」のダウンロードやインストールを始めていた、または、「再起動待ち」の状態だった
  • ケース(3):パソコンを使っていたら、再起動を要求された

各ケースでの対処方法を進めることで「C:\$WINDOWS.~BT」をアクセスしていない状態にします。ここまでが「ブロック準備段階」です。

この段階では「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」のインストール準備完了を待つ必要があるため時間がかかります。パソコンの速度とインターネット回線の速度により違いますが数時間かかります。

Windows10-avoid-v1809-Update-41

次に「C:\$WINDOWS.~BT」フォルダーを削除してブロックファイルを設置します。これが「ブロック実施段階」です。作業は数分から数十分で終わります。

以上が、今回のブロック手順のフローです。

 

事前準備

「ファイル名拡張子」と「隠しファイル」の表示設定を行います。

Windows 10では既定でこれらは表示されない設定となっていますが、間違ってウイルスに感染したファイルを開いてしまうなど危険な場合があります。

そのため、今回の作業中だけでなくパソコンを購入したら必ず、この設定をしておいてください。

「エクスプローラー」を起動してメニューの「表示」をクリックして表示タブに切り替えます。

「ファイル名拡張子」と「隠しファイル」にチェックを入れます。

これで完了です。

Windows10-avoid-v1809-Update-05

 

ブロック準備段階

以下、各ケースでの手順を説明しますので、該当する部分を読み進めて作業を行ってください。

 

ケース(1) アップデートされてしまった場合

Windows 10が自分の意思に反してアップデートされてしまう場合があります。

Windows 10ではユーザーが設定した「アクティブ時間」以外は重要な時間ではないと判断され、作業途中でデータを保存していなくとも更新プログラムを適用するために勝手に再起動されます。

自分が使っているWindows 10のバージョンが分からない場合は、キーボードで[Windows]+[R]を押して「ファイル名を指定して実行」を開いて「名前」に

  • winver

と入力して「OK」をクリックします。

Windows10-avoid-v1809-Update-32

このような画面が表示されますので「バージョン」という部分でWindows 10のバージョンを確認できます。確認したら「OK」をクリックして閉じてください。

Windows10-avoid-v1809-Update-33

Windows 10のバージョンが自分の使いたいバージョンではない場合は、できるだけ早く以前のバージョンに戻してください。戻す手順についてはこちらの記事を参照してください。戻したら「ケース(2) アップデート準備が進んでいることに気付いた」の部分から読み進めてください。

なお、一時的にWindows 10 バージョン1809を試してみるのもよいのですが、戻せる期間は10日に限られていること、アップデート後に「ドキュメント」「ピクチャ」「ビデオ」「ミュージック」「ダウンロード」など作成したファイルは戻すと消えてしまうことなどに注意してください。

 

ケース(2) アップデート準備が進んでいることに気付いた

定期更新の配信日や、自動でアップデートされたあとで元のバージョンに戻したあとに、手動で「Windows Update」を実行しようとした場合に「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」のインストールを準備していたり、

Windows10-avoid-v1809-Update-03

既に適用準備が整って「今すぐ再起動する」が表示され再起動待ちの状態であることに気付く場合があります。

Windows10-avoid-v1809-Update-06

「今すぐ再起動する」が表示されている場合は「ブロック実施段階」に進んでください。

まだダウンロードしていたり準備中の場合は、自動で再起動されて更新が適用されるのを防ぐ必要があります。

「設定」アプリの「更新とセキュリティ」「Windows Update」で「アクティブ時間の変更」をクリックします。

Windows10-avoid-v1809-Update-34

自動で再起動されるのを禁止する時間帯を最大18時間で設定します。更新プログラムの準備はパソコンの電源を切っても次に電源を入れれば続きから始めますので、自分が使う時間帯に合わせれば大丈夫です。

Windows10-avoid-v1809-Update-35

使う時間帯が一定しない場合や、18時間以上使う場合は自動再起動を阻止する方法を実施してください。

自動再起動は必ず阻止してください

阻止できないと自動でアップデートされてやり直すことになります。

アクティブ時間の設定や自動再起動阻止を行ったら、普通にパソコンを使っていて構いません。

準備が整うと「Windows Update」に「今すぐ再起動する」が表示されたり、「ケース(3) 再起動を要求された」の状態となります。

そうなったら「ブロック実施段階」に進んでください。

 

ケース(3) 再起動を要求された

Windows 10パソコンを使っていると、突然、再起動を要求される通知が出る場合があります。

その場合は、「設定」アプリを起動して「更新とセキュリティ」「Windows Update」を確認します。

ここに「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」が表示されていなければ問題ありませんので再起動して更新プログラムを適用してください。

「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」が表示されていたら「ブロック実施段階」に進んでください。

Windows10-avoid-v1809-Update-36

 

ブロック実施段階

「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」のダウンロードとインストール準備が完了すると「再起動待ち」の状態となります。

この状態になるとバックグラウンドでアップデートするプログラムは停止しており、ブロック作業を行えるようになります。

以下の手順を順番に実行してください。所要時間は長くても30分程度です。

 

1.「ブロックファイル」をダウンロード

予めブロックファイルをダウンロードして展開しておきます。

まず、任意の場所にこちらのファイルをダウンロードします。

 

ファイルを選択した状態で右クリックして表示されたメニューから「プロパティ」をクリックします。

「セキュリティ」の部分の「許可する」にチェックを入れて「適用」をクリックします。

Windows10-avoid-v1809-Update-37

セキュリティの説明が消えたことを確認して「OK」をクリックしてプロパティを閉じます。

Windows10-avoid-v1809-Update-38

「Windows10-Big-Update-Block.zip」を任意のフォルダーに展開するとサイズが0バイトの「$WINDOWS.~BT」というファイルが展開されます。

 

2.「C:\$WINDOWS.~BT」フォルダーを削除

この作業は特に間違わないように慎重に行ってください。

エクスプローラーでシステムドライブの直下(C:\)を開きます。

「$WINDOWS.~BT」フォルダーを選択して、[Shift]キーを押したまま[Del]キーまたは「×」をクリックして完全に削除します。

Windows10-avoid-v1809-Update-07

確認のダイアログが表示されるので間違いが無いことを確認して「はい」をクリックします。

Windows10-avoid-v1809-Update-13

削除するには管理者権限が必要とのダイアログが表示されるので「続行」をクリックします。

完全に削除されるのを待ちます。

Windows10-avoid-v1809-Update-14

「$WINDOWS.~BT」フォルダーが残っているとブロックファイルを設置できません。必ず完全に削除してください。

 

3.ブロックファイルの設置

「1.「ブロックファイル」をダウンロード」で展開した「$WINDOWS.~BT」ファイルをシステムドライブ直下(C:\)に移動またはコピーします。

Windows10-avoid-v1809-Update-16

移動またはコピーするには管理者権限が必要ですので「続行」をクリックします。

Windows10-avoid-v1809-Update-17

正しく「C:\」に「$WINDOWS.~BT」ファイルが設置されたことを確認します。

Windows10-avoid-v1809-Update-18

設置されたのを確認したら、ダウンロードしたZIPファイルなどは削除して構いません。

 

4.再起動

ブロックファイルが正しく設置できたら「再起動」します。

アップデートを実行しようとしますので再起動には多少時間がかかります。

再起動したら「設定」アプリを起動して「更新とセキュリティ」の「Windows Update」を開きます。

このように更新が失敗していればブロックできています。

「最新の状態です」と表示されている場合は「更新プログラムのチェック」をクリックするとこのような表示となります。

Windows10-avoid-v1809-Update-21

以後、繰り返しアップデートが行われますが失敗し続けるので、アップデートされることはありません。

 

ブロックを解除する方法

制限事項で説明したように大型アップデートに関係する作業を行う場合はブロックを解除する必要があります。

この作業は特に間違わないように慎重に行ってください。

エクスプローラーでシステムドライブの直下(C:\)を開きます。

「$WINDOWS.~BT」ファイルを選択して、[Shift]キーを押したまま[Del]キーまたは「×」をクリックして完全に削除します。

Windows10-avoid-v1809-Update-51

確認のダイアログが表示されるので間違いが無いことを確認して「はい」をクリックします。

これでブロックの解除は完了です。

Windows10-avoid-v1809-Update-52

 

詳細説明

従来の「Windows 10 バージョン1803の機能更新プログラム」などは更新プログラムとしてWindows Updateで配信されていました。

そのためMicrosoftから提供されているツールでブロックすることができました。

ところが2018年12月時点で配信されている「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」は、どうも偽装されているようです。

ダウンロードされるファイルの中に「Windows10.0-KB4475321-x64.cab」というものがあり、この「KB4475321」が間接的に「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」をダウンロードとインストールを行っている可能性があります。

また、従来は可視フォルダーであった「$WINDOWS.~BT」フォルダーは「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」の準備が始まると隠しフォルダーに変更されます。

できるだけユーザーの目に触れない、触れない状態でアップデートするように変更したようです。

間接的にダウンロードしている更新プログラムをブロックできればもう少しスマートにブロックできる可能性があります。

 

謝辞

今回の「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」の振る舞いの変更は、こちらの記事にコメントを頂いたRe8様からの情報で知ることができました。感謝致します。

 

まとめ

Windows 10 Home バージョン1809もブロックすることは可能です。

暫定策とはなりますが、どうしてもアップデートしたくない場合は実施してみてください。

Windows 10 の「$WINDOWS.~BT」フォルダーの削除方法

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システムドライブ直下に作成される「$WINDOWS.~BT」フォルダーは大型アップデートに関係して作成される作業フォルダーであり、正しくアップデートされれば削除されます。

ところがMicrosoftが想定しない方法で大型アップデートを止めると、「$WINDOWS.~BT」フォルダーは削除できない状態で残ってしまいます。

ここでは残ってしまった「$WINDOWS.~BT」フォルダーを削除する方法について説明します。

Windows 10 の「$WINDOWS.~BT」フォルダー

Windows 10のシステムドライブ直下に作成される「$WINDOWS.~BT」フォルダーは、いろいろな目的で使用されますが、すべて大型アップデートに関係するものです。

大型アップデートが適用される場合、「$WINDOWS.~BT」フォルダーに新しいバージョンのWindows 10のインストールファイルが展開されます。

また「Windows 10 更新アシスタント」では「$WINDOWS.~BT」フォルダーに直接新しいバージョンのWindows 10がインストールされ、フォルダーの移動によりインストールを完了させます。

これらの作業で使われる「$WINDOWS.~BT」フォルダーはアップデートが完了すると削除されます。

他にも「Windows 10 メディア作成ツール」のログの置き場所として利用され、削除されずに残りますが、削除は可能です。

 

こちらの記事で説明したWindows 10 バージョン1809へのアップデートを阻止する方法は、バージョン1809だけでなくすべてのバージョンに対処できます。

要となるのは「$WINDOWS.~BT」の削除とブロックファイルの設置です。

 

ところが、これらのWindows 10の大型アップデート作業をいろいろな方法で中断させた場合、「$WINDOWS.~BT」フォルダーは残ってしまいます。

しかもインストールファイルは特殊な権限で保存されているため「$WINDOWS.~BT」フォルダーを削除できなくなります。

 

また、Windows 10の大型アップデートを拒んでいるパソコンには「Windows10 Update Facilitation Service」という強制アップデートサービスなどがインストールされます。これらサービスは「$WINDOWS.~BT」フォルダーをアクセスしているため「$WINDOWS.~BT」フォルダーを削除できなくなってしまいます。その他のアップデート後に必要なドライバーなども影響します。

 

以下では、

  1. 権限が不足しているため削除できない
  2. ファイルが使用中のため削除できない

という2つの状況に対応して「$WINDOWS.~BT」フォルダーを削除する方法について説明します。

 

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「$WINDOWS.~BT」フォルダーの削除

「$WINDOWS.~BT」フォルダーを削除する場合は、必ずパソコンをネットワークから切断してください。接続されていると追加でダウンロードされたりすることで削除が妨害される場合があります。

 

エクスプローラーでシステムドライブの直下(C:\)を開きます。

「$WINDOWS.~BT」フォルダーを選択して、[Shift]キーを押したまま[Del]キーまたは「×」をクリックして完全に削除します。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-01

確認のダイアログが表示されるので間違いが無いことを確認して「はい」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-02

削除するには管理者権限が必要とのダイアログが表示されるので「続行」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-03

このような表示が出た場合は「再試行」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-04

このような表示が出た場合は「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れて「はい」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-06

その他にも何かしらの表示が出て止まった場合は、「スキップ」や「キャンセル」せずに削除を続行します。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-05

それでも削除が進められなくなる場合があります。

 

1.権限が不足しているため削除できない場合

この画面のように「TrustedInstaller」からアクセス許可を得る必要がある旨、表示されて削除が停止する場合があります。

このような場合は所有権を奪い削除できるようにします。

 

「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れ「再試行」をクリックしても進まなくなった場合は、

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-07

「キャンセル」をクリックして削除を中断します。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-09

エクスプローラーで「$WINDOWS.~BT」フォルダーを選択して「プロパティ」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-10

「セキュリティ」タブに切り替えます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-11

「詳細設定」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-12

「所有者」の横の「変更」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-13

「選択するオブジェクト名を入力してください」に「administrators」と入力して「名前の確認」をクリックします。「administrators」は最後の「s」を忘れないようにしてください。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-14

正しく入力されていると「<コンピューター名>¥Administrators」と表示されるので「OK」をクリックして閉じます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-15

「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」と「子オブジェクトのアクセス許可エントリすべてを、このオブジェクトからの継承可能なアクセス許可エントリで置き換える」にチェックを入れて「適用」をクリックします。Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-16

「所有権の変更」が始まりますのでキャンセルしないように注意して待ちます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-17

この表示が出た場合は「はい」をクリックして続行させます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-18

続けて「セキュリティ情報の設定」を行うため、この表示が出たら「はい」をクリックして続行させます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-19

「セキュリティ情報の設定」が始まりますのでキャンセルしないように注意して待ちます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-20

「セキュリティ情報の設定」が終わるとこの画面となるので「OK」をクリックして閉じます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-21

「詳細設定」に戻るので「OK」をクリックして閉じます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-22

「プロパティ」に戻るので「OK」をクリックして閉じます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-23

再度「$WINDOWS.~BT」フォルダーを選択して、[Shift]キーを押したまま[Del]キーまたは「×」をクリックして完全に削除します。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-24

確認のダイアログが表示されるので間違いが無いことを確認して「はい」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-25

このような表示が出た場合は「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れて「はい」をクリックして削除を続行させます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-29

その他にも何かしらの表示が出て止まった場合は、「スキップ」や「キャンセル」せずに削除を続行します。

 

2.ファイルが使用中のため削除できない場合

削除を進めているとこのように「Windows10 Update Facilitation Service」で開かれているため削除できない場合があります。他にも特殊なアプリやドライバーなどがアクセスしている場合もあります。

実際にはアクセスされているのではなく、使用中のファイルのハードリンクが作成されているためにWindowsが使用中と判定しているようです。

このような場合は、原因となるサービスやアプリ、ドライバーが動作していないセーフモードで起動して削除します。

 

「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れ「再試行」をクリックしても進まなくなった場合は、

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-30

「キャンセル」をクリックして削除を中断します。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-31

画面左下の「Windowsアイコン」を右クリックして表示されたメニューから「ファイル名を指定して実行」をクリックするか、キーボードで[Windows]+[R]を押して「ファイル名を指定して実行」を表示させます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-32

名前に「msconfig」と入力して「OK」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-33

「システム構成」が表示されるので「ブート」タブに切り替えます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-34

「セーフブート」にチェックを入れると「最小」が選択されますのでそのまま「OK」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-35

再起動が要求されるので「再起動」をクリックします。表示されない場合は、スタートメニューから再起動させます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-36

再起動するとこのような画面の「セーフモード」となります。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-37

エクスプローラーでシステムドライブの直下(C:\)を開きます。

「$WINDOWS.~BT」フォルダーを選択して、[Shift]キーを押したまま[Del]キーまたは「×」をクリックして完全に削除します。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-38

確認のダイアログが表示されるので間違いが無いことを確認して「はい」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-39

このような表示が出た場合は「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れて「はい」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-40

その他にも何かしらの表示が出て止まった場合は、「スキップ」や「キャンセル」せずに削除を続行します。

これで「$WINDOWS.~BT」フォルダーを削除できました。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-41

画面左下の「Windowsアイコン」を右クリックして表示されたメニューから「ファイル名を指定して実行」をクリックするか、キーボードで[Windows]+[R]を押して「ファイル名を指定して実行」を表示させます。

名前に「msconfig」と入力して「OK」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-42

「システム構成」が表示されと「セーフモード」で起動するようになっているので、

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-43

「通常スタートアップ」を選択して「OK」をクリックします。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-44

再起動が要求されるので「再起動」をクリックします。表示されない場合は、スタートメニューから再起動させます。

Windows10-Delete-dollar-WINDOWS-dot-tilde-BT-Folder-45

再起動すると通常通りのWindows 10が起動して、「$WINDOWS.~BT」フォルダーは削除されています。

 

まとめ

こちらで説明したWindows 10の大型アップデートをブロックする方法は、すべてのバージョンで有効です。

ただし、これまでに行ってきたブロック方法によっては「$WINDOWS.~BT」フォルダーを削除できずブロックできない場合があります。

その場合は、ここで説明した方法で「$WINDOWS.~BT」フォルダーを削除してからブロックしてください。

Microsoft Office Home and Business 2013/2016 64ビット版のインストール方法

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メーカー製パソコンなどに添付されていたMicrosoft Office 2013は説明書どおりにインストールすると32ビット版がインストールされてしまします。

ここでは、64ビット版をインストールする方法について説明します。

Microsoft Office Home and Business 2013

Microsoft Officeは、バージョンアップの他にMicrosoftの販売方針でパソコンに添付される製品も変わってきました。

Microsoft Surfaceの販売が始まった頃は、Microsoft Office Home and Business 2013という、バージョンが固定された製品がパソコンに添付されていました。

その後、Microsoft Office 365の発売に伴い無限バージョンアップと1年間のクラウドサービスがセットになったMicrosoft Office Premiumという製品がパソコンに添付されるようになりました。

ところが昨年初めから、またMicrosoftの販売方針が変わり、Microsoft Office Home and Business 2016という、バージョンが固定された製品に変更されました。

そしてもうすぐMicrosoft Office Home and Business 2019が添付されるようになります。

ここで説明するMicrosoft Office Home and Business 2013は3世代前の製品ということになります。

 

Microsoft Office 2013のライセンスとユーザー環境について

Microsoft Office 2016からはMicrosoftアカウントに紐付けられ、最初のインストール時に使用したパソコン及びMicrosoftアカウントの組み合わせ以外では、ライセンス認証が通りません。

しかし、Microsoft Office 2013はパソコンとしか紐付けられないため、Microsoftアカウントが違っても同じパソコンなら認証が通ります。中古パソコンに付属している場合も利用できるということです。

また、MicrosoftのWindowsやMicrosoft Officeのライセンスは32ビット版、64ビット版を区別しません。既に32ビット版でライセンス認証されているパソコンに64ビット版をインストールし直しても、ライセンスは認証されます。

更に、Microsoft Officeに関してはアンインストールしてもユーザー環境は削除されません。Outlookのメールアカウント設定やExcelなどのオプション設定などは残っています。

そのため32ビット版Microsoft Officeをアンインストールして64ビット版をインストールし直しても、環境は引き継がれて今まで通りにMicrosoft Officeを使えます。

 

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32ビット版と64ビット版の違い

32ビット版のMicrosoft Officeは約4GBというメモリーの制限により巨大なExcelファイルなどを扱うことができません。しかし、古いマクロなどは32ビット版でしか動作しないため互換性を重視する場合は32ビット版を使います。

このような互換性の問題について理解できないユーザーのために既定でインストールされるのは32ビット版となっています。

64ビット版のMicrosoft Officeは64ビット版のWindowsにしかインストールできません。しかし、4GBを超えるメモリーを扱えるため巨大なExcelファイルを扱うことなどが可能となります。また、32ビットエミュレーションを行わないため32ビット版より若干速くなります。

64ビット版のWindowsを使っていて、古いマクロなどに縛られることも無ければ、64ビット版のMicrosoft Officeを使った方がよいでしょう。

 

32ビット版か64ビット版かの確認方法

現状インストールされているMicrosoft Officeが32ビット版か64ビット版か分からない場合は次の手順で確認できます。

例えば、Excelを起動して「ファイル」「アカウント」「Excelのバージョン」とクリックしていくとバージョン情報が表示されます。

その画面の最初の行に「64ビット」という記述が無ければ32ビット版です。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-14

 

注意点

業務用アプリの中にはインストールされているMicrosoft Officeが32ビット版か64ビット版かによってインストールすべきプログラムが違うものがあります。

例えば「ゆうパックプリントR」などです。

そのような場合は、Microsoft Officeを64ビット版に変更することで業務用アプリも再インストールする必要が出てくる場合もありますので注意してください。

 

Microsoft Office Home and Business 2013の再インストール

DVDが添付されたパッケージ版ではなく、パソコンに添付されていたりプロダクトキーだけを購入した場合に、Microsoft Office 2013をインストール/再インストールする方法についてはこちらで説明されています。

 

まず、64ビット版のインストールプログラムを入手するために、こちらにアクセスします。

Microsoftアカウントでサインインしている場合は、サインインしているアカウントが表示されます。

Microsoftアカウントでサインインしていない場合はこの画面となるので「サインイン」をクリックします。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-01

「Microsoftアカウント」を入力して「次へ」をクリックします。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-02

「パスワード」を入力して「サインイン」をクリックします。

「サインインしたままにする」は、ひとつのMicrosoftアカウントだけを使っている場合はチェックした方が、今後サインインする回数が減ります。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-03

Microsoft Office 2013はMicrosoftアカウントに紐付けられないため、プロダクトキーを入力する必要があります。

添付されていたMicrosoft Office Home and Business 2013の「プロダクトキー」を入力します。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-04

プロダクトキーに間違いが無ければ「国または地域」を選択できるようになるので「日本」に設定します。「該当する言語」は自動的に「日本語」が設定されます。

「次へ」をクリックします。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-05

必要な情報が揃いましたので「(3) Officeの取得」の「次へ」をクリックします。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-06

この画面で「今すぐダウンロード」をクリックすると

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-07

インストールプログラムをダウンロードできます。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-08

ところがダウンロードされるファイル名を見てみると「x86」とあり32ビット版であることが分かります。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-08a

そこで「今すぐダウンロード」を右クリックして表示されたメニューから、

  • IEの場合は「ショートカットのコピー」
  • Edgeの場合は「リンクのコピー」
  • Firefoxの場合は「リンクのURLをコピー」

をクリックします。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-09

ブラウザーの新しいタブを開いてアドレスバーに貼り付けます。この時点では、まだ移動はしません。

貼り付けられたアドレスは、

  • https://c2rsetup.officeapps.live.com/c2r/download.aspx?ProductreleaseID=HomeBusinessRetail&language=ja-JP&platform=x86&token=XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX&TaxRegion=PR&Source=O15PKC&version=O15GA

などとなっているので「platform=」の「x86」とある部分を「x64」に書き換えます。

書き換えたら「Enter」キーを押すとダウンロードが始まります。ファイル名を見ると「x64」とあり64ビット版であることが分かります。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-10

インストールプログラムを無事にダウンロードできたら、現在インストールされている32ビット版のMicrosoft Office Home and Business 2013をアンインストールします。

最初に説明したようにアンインストールしてもOutlookなどの設定は削除されません。

アンインストールが終わったらダウンロードしたファイルを実行して64ビット版のMicrosoft Office Home and Business 2013をインストールします。

インストールされたらOutlook 2013などを起動して設定が引き継がれていることを確認してください。

 

Microsoft OneNote 2016 64ビット版

Microsoft OneNoteのデスクトップ版は開発が終了してMicrosoft OneNote 2016が最終版となりました。Microsoft Office 2019にはOneNoteは付属せず、UWPアプリ版のOneNoteを使うようにとのことです。

しかし、機能的に劣るUWPアプリ版OneNoteを使う必要はありません。特にノートブックをローカルストレージだけに保存できないのは致命的です。クラウドに上げたくない情報を管理できないからです。

 

デスクトップ版OneNote 2016はこちらからダウンロードできます。

こちらのサイトの「Windowsデスクトップ」をクリックするとインストールプログラムをダウンロードできるのですが、

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-11

これも「x86」とあり32ビット版であることが分かります。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-11a

このサイトでは右クリックは使えませんが「Windowsデスクトップ」にマウスカーソルを合わせるとステータスバーにリンク先のURLが表示されます。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-12

Microsoft Office Home and Business 2013と同様に「x86」を「x64」に変えてアドレスバーに入力してアクセスすると、

このように「x64」とある64ビット版のOneNote 2016のインストールプログラムをダウンロードできます。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-13

 

Microsoft Office 2016の場合

Microsoft Office 2016はMicrosoftアカウントに紐付けられるので、上記のような面倒なことはしなくても64ビット版のインストールプログラムをダウンロードできます。

MicrosoftアカウントサイトにアクセスしてMicrosoft Office 2016をインストールした時のMicrosoftアカウントでサインインします。

 

サービスとサブスクリプションにライセンス認証したMicrosoft Office 2016が表示されますので「インストール」をクリックします。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-21

既定では32ビット版が選択されていますので「その他のオプション」をクリックします。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-22

「バージョンを選択する」に表示されたMicrosoft Officeをクリックして

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-23

64ビット版を選択し直します。

通常はオンラインインストーラーがダウンロードされますが「オフラインインストーラーをダウンロードする」をチェックするとオフラインインストーラーをダウンロードできます。

「インストールする」をクリックするとインストールプログラムのダウンロードが始まります。

Get-Office-Home-and-Business-2013-64bit-25

なお、Microsoft Office PremiumやMicrosoft Office 365も同様にインストールプログラムをダウンロードできますが、これらの製品ではMicrosoft Office 2019の販売が始まることで1,2年以内にMicrosoft Office 2016の配信が終了する可能性があります。

Microsoft Office 2016を使い続けたい場合はオフラインインストーラーをダウンロードしておくとよいでしょう。

 

まとめ

ここで説明した方法で、64ビット版のMicrosoft Officeをインストールすることができます。

使い勝手は32ビット版と変わりありませんが、64ビット版のWindowsを使っているならパソコンの性能を活かしきれていないことになりますので、64ビット版のMicrosoft Officeを使った方がよいでしょう。

UEFI環境でのBOOT修復(Windows Boot Managerが表示されない場合)

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Windowsパソコンを使っていると、稀に立ち上がらなくなる場合があります。

ここではそのような状況の中で「Windows Boot Manager」が表示されなくなる場合の対処方法について説明します。

UEFI環境でのBOOT

従来は最初のドライブのMaster Boot Recordに書き込まれたプログラムを使ってWindowsなどのOSを起動する方式でした。

しかし、Windows 7の64ビット版以降、BIOSがUEFIに対応するようになり、Windows 8.0以降の殆んどのWindowsはUEFIでBOOTするようになりました。

UEFIとはUnified Extensible Firmware Interfaceの略でBIOSに置き換わるものなのですが、UEFIに対応していても未だにBIOSという呼ばれ方もしています。

Microsoft SurfaceのBIOSは「Surface UEFI」という名称ですが、Intel NUCのBIOSは「Visual BIOS」と呼ばれています。どちらもUEFIに対応しています。

UEFIでのBOOTはパソコン本体に内蔵されたNVRAMに記録された内容に従って行われます。管理者権限のコマンドプロンプトから「bcdedit」を実行すると、NVRAM(システムストア)に記録された内容の一部を確認することができます。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-01

Windowsが起動するには、これらの内容が正しく、そして指定された場所に指定されたファイルが存在していなければなりません。

ところが、BIOSのアップデート、Windowsのアップデート、SSDやHDDの一時的なアクセス不良、HDDからSSDへの換装、急な電源断などいろいろなことが原因でNVRAMに記録された内容が書き換えられるとWindowsが起動しなくなってしまいます。

この障害の歯がゆいところは、SSDやHDDというストレージに記録された情報は全く問題無いにも関わらず、UEFIでのBOOTの修復方法が分からないとWindowsを再インストールまたはパソコン購入時の状態に戻してセットアップし直さなければならないことです。

 

古いパソコンなどでBIOSアップデート時にNVRAMの内容が書き換わってしまった場合の対処方法についてはこちらの記事で説明しました。

また、HDDからSSDへの換装時や、一時的にSSDやHDDにアクセスできなくなりNVRAMの内容が書き換えられてしまった場合の対処方法についてはこちらの記事で説明しました。

今回は更にひどい状況、「Windows Boot Manager」が表示されない状況になりましたので、その時に行った対処方法について説明します。

 

「Windows Boot Manager」が表示されない

従来はBOOTする場合、WindowsがインストールされているHDDやSSDを指定すればBOOTしました。

UEFIになってからもWindows 10のインストール用USBメディアのように決められた場所にファイルを置いておけばUSBメモリーを指定するだけBOOTします。

ところがWindows 10/8.1/8などではBOOTするためのファイルが別の場所に置かれているため、その場所を指定する特別な記述がNVRAMに記録されています。

それが「Windows Boot Manager」です。

したがって、Windows 10などをUEFI環境でBOOTするにはWindows 10がインストールされたSSDやHDDを指定するのではなく「Windows Boot Manager」を指定する必要があります。

しかし、BIOSのBOOT優先順位の画面や、BOOT MENUに「Windows Boot Manager」が表示されない場合があります。

表示されないということはBIOSは「Windows Boot Manager」を認識されていませんので、当然、Windows 10は起動できません。

また、BIOSのBOOT優先順位の画面に複数の「Windows Boot Manager」が表示される場合もあります。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-02

この場合もBIOSによってはWindows 10は起動しません。

NVRAM(システムストア)についてはこちらで説明されています。

ここでは、これらの問題を修復します。

 

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注意点

以下の操作では、コマンドを正確に打ち込むという比較的難しい操作を行います。

初心者にはハードルが高いと思われます。

しかし、BOOTできなければ、パソコンを初期化してセットアップし直す必要があります。バックアップを取っていなければデータを失う可能性もあります。

また、パソコンによってはメーカー修理となる場合もあります。

そのため、自分では無理と思われる場合は、よくわかっている知り合いに頼むなどして修復を試みてください。

 

安全性

BOOT修復にあたり操作するのはパソコン本体のNVRAMだけです。

SSDやHDDなどのストレージは書き換えませんので、立ち上がらなくなる直前の状態から変化しません。

もしも修復ができない場合でも、USBメディアから立ち上げてSSDやHDDの内容をバックアップすることは可能です。

 

準備

パソコン本体のNVRAMを書き換えるためのコマンドを使える環境を用意する必要があります。

まず、下記の記事を参考にWindows 10のインストール用USBメディアを作成してください。

パソコンが1台しかなく、そのパソコンが立ち上がらない場合は、知り合いなどに作成してもらってください。

 

修復環境でのコマンドプロンプトの起動

作成したUSBメディアからWindowsが立ち上がらなくなったパソコンを起動します。USBメディアからの起動方法はパソコンによって異なるので、取扱説明書などで確認してください。

32ビット版と64ビット版の両方に対応したUSBメディアで起動した場合はこの画面が表示されますので、インストールされているWindowsと同じ方を選択してください。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-11

この画面が表示されたら言語やキーボードの種類などが正しいことを確認して「次へ」をクリックします。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-12

修復環境を立ち上げるため左下の「コンピューターを修復する」をクリックします。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-13

「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」をクリックします。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-14

「詳細オプション」画面で「コマンドプロンプト」をクリックします。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-15

コマンドプロンプトが起動します。

この状態からコマンドを入力して修復します。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-16

 

コマンドプロンプトでのコピー&ペースト

修復するコマンドは間違えずに打ち込む必要があります。

そのためには画面に表示された文字列を利用することで間違いを減らすことができます。

コマンドプロンプトでコピー&ペーストを使うには以下のように操作します。

 

コピー

コピーするにはコピーしたい文字列の最初の文字をマウスでクリックしたままマウスカーソルをコピーしたい文字列の最後の文字まで移動させます。

選択された文字列は反転表示されますので、正しく選択されたことを確認したらキーボードの[Enter]または[Ctrl]+[C]を押します。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-17

 

ペースト(貼り付け)

コマンドを入力して貼り付ける位置になったら、マウスの「右クリック」またはキーボードの[Ctrl]+[V]を押して貼り付けます。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-18

 

BOOT修復手順

以下、修復環境のコマンドプロンプトでコマンドを入力して修復を行います。

入力する文字は大文字でも小文字でも構わない部分と小文字でないとダメな部分がありますので、指定したとおりに入力してください。

コマンドの最後には必ず[Enter]を入力して実行します。

以下ではコマンドの最後の[Enter]は省略します。

 

修復可能性の確認

修復環境のコマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

  • bcdedit

すると、このように表示されるはずです。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-21

この画面と全く同じである必要はありませんが、次の点を確認します。

  • 「Windowsブートマネージャー」というグループはあるか
  • 「Windowsブートローダー」というグループはあるか
  • 各グループ内に表示された項目はこの画面の表示とだいたい同じか

以上の点を確認して問題無ければ修復できる可能性がありますので、次の手順に進みます。

大幅に違う場合はここで説明する方法では修復できません。同じような状況まで修復することは可能性ですがパソコンごとに指定する値が異なるため、申し訳ございませんが多くの人に対応できるような形では説明できません。

 

ファームウェアのブートマネージャー

上記で実行したコマンド「bcdedit」は実際には「bcdedit /enum active」というコマンドの省略形です。

NVRAM(システムストア)には他にも多くの記述がされています。すべて表示するには「bcdedit /enum all」というコマンドを実行しますが「Windows Boot Manager」を表示させるための修復に必要な部分を表示させるために次のコマンドを実行します。

  • bcdedit /enum firmware

このコマンドはBIOSのBOOT優先順位とBOOT可能デバイスのBOOT手順を表示します。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-22

「ファームウェのブートマネージャー」というグループがBOOT優先順位を表しています。

{ab13f5d5-4b8b-11e8-9d8b-c95263f012f6}など16進数で表示されたデバイスはUSBメディアやネットワークアダプターなどBIOSが認識したBOOT可能デバイスです。

これらのデバイスはパソコン起動時にBIOSにより確認されてNVRAMに追加/削除されます。

ただし{bootmgr}とある部分、すなわち「Windows Boot Manager」は特別で、BIOSは追加も削除も行いません。

そのため一度、異常な状態になると何かしらの方法で修正しなければ正常な状態に戻せません。

次に2つの異常な状態と修復手順について説明します。

 

「displayorder」に{bootmgr}が重複する場合

あまり発生しない事例ですが「ファームウェアのブートマネージャー」グループの「displayorder」に{bootmgr}という記述が重複して登録されている場合があります。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-23

この場合、BIOSが正しく動作せず{bootmgr}を読み飛ばしてしまう場合があるようです。

重複した{bootmgr}は次のコマンドを実行して削除します。

  • bcdedit /set {fwbootmgr} displayorder {bootmgr} /remove

1回実行するだけで重複した{bootmgr}の記述がすべて削除されます。

コマンドを実行したら、次のコマンドを実行して削除されたことを確認します。

  • bcdedit /enum firmware

削除できたら次の手順に進みます。

 

「displayorder」に{bootmgr}が無い場合

「ファームウェアのブートマネージャー」グループの「displayorder」に{bootmgr}という記述が無い場合、または重複して登録されていて削除した場合は{bootmgr}を登録し直します。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-24

次のコマンドを実行して先頭に登録します。

  • bcdedit /set {fwbootmgr} displayorder {bootmgr} /addfirst

何度実行しても1行だげしか追加されません。

コマンドを実行したら、次のコマンドを実行して登録されたことを確認します。

  • bcdedit /enum firmware

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-25

 

修復環境の終了と起動確認

次のコマンドを実行して修復環境のコマンドプロンプトを終了させます。

  • exit

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-31

「オプションの選択」画面に戻るので「PCの電源を切る」をクリックします。

UEFI-Windows-Boot-Manager-Recovery-32

パソコンの電源が切れたら修復環境の起動に使用したUSBメディアを外します。

パソコンの電源を入れてWindowsが正常に立ち上がることを確認してください。

 

まとめ

BIOSの「Windows Boot Manager」の記述がおかしくなった場合については、ここで説明した手順で修復できるはずです。

SSDやHDDには影響しませんので再インストールや初期化しか方法が無いと思われる場合は、最後のあがきで試してみては如何でしょうか。

Windows 10 バージョン1809におけるセットアップ時のプライバシー設定

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Windows 10 バージョン1809で最初に行うプライバシー設定について説明します。

Windows 10 バージョン1803のプライバシー設定からの変更点

Windows 10では最初のセットアップ時に重要な項目だけ設定する画面が表示されます。

Windows 10 バージョン1803で大きく内容が変更されましたが、Windows 10 バージョン1809では大きな変更はありません。

具体的にはWindows 10 バージョン1803では英語の原文を機械翻訳して、簡単に間違いを修正しただけのようでした。

しかし、Windows 10 バージョン1809では言い回しなどを日本語に合った内容に修正しています。また、今までは明言していなかったデスクトップアプリに関する制限の限界についても説明されています。

一方で「使用状況」という言葉を「アクティビティ」に置き換えて、何のことか分かり難くしている部分もあります。

 

設定画面はバージョン1803から変わらず7項目ですが、「音声認識」が「オンライン音声認識」に変更され、クラウドサービスであることが一目で分かるようになりました。

Windows10-v1809-first-privacy-setting-01

 

推奨設定

推奨する設定は、既定とはすべて反対のものになります。

Windows10-v1809-first-privacy-setting-03

このような設定とします。

オンライン音声認識 いいえ
デバイスの検索 いいえ
手描き入力とタイプ入力 いいえ
広告識別子 いいえ
位置情報 いいえ
診断データ 基本
エクスペリエンス調整 いいえ

 

現在地の地図を参照することが多いとか、Cortanaを有効利用しているなど拘りがある部分だけを「はい」にしてください。

これらの設定は、初期セットアップ終了後でも「設定」アプリの「プライバシー」から変更できます。

 

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詳細情報

「詳細情報」をクリックすることで各項目の詳細を確認できます。

説明文のリンクは、セットアップ中にネットワークに接続していると「Microsoftのプライバシーに関する声明」の該当箇所が表示されます。

これはWindows 10 バージョン1803から実装された「curl」というコマンドによるものです。

 

概要

「概要」には以下のように表示されます。

概要

Windowsを設定する際には、プライバシーに関連する設定を選択するようにMicrosoftから求められます。設定は、[スタ-ト]>[設定]でいつでも更新できます。

各設定によって取集されるデータの種類と使用方法を以下に示します。Microsoftが収集する個人データの種類と、収集されたデータがWindowsのご利用時にどのように使用されるのかについては、Microsoftのプライバシーに関する声明の全文をご確認ください(使用しているブラウザーウィンドウで「aka.ms/privacy」と入力してください)。収集されたデータは、Microsoftのプライバシーに関する声明の規定に従い、アメリカ合衆国およびその他の国に送信され、保存されます。

 

位置情報

位置情報を提供するのは、パソコンで位置情報を利用するアプリを使う場合です。それらのアプリはスマートフォンで利用することが多いでしょうから位置情報を提供する必要はありません。

特に自宅で使っている場合、自宅の位置を教えることになりますので必ず「いいえ」にしてください。天気や交通情報などの情報が必要な場合は、アプリで初期表示地域を設定すればよいだけです。

ただし今回説明で明かされた事実として、プライバシー設定が有効なのはMicrosoft Storeで配信されるUWPアプリのみです。従来からのデスクトップアプリについてはここでの設定は無視されます。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「位置情報」には以下のように表示されます。

位置情報

デバイス位置情報の設定を有効にすると、タイムゾーンの自動設定やデバイスの検索など、特定のWindows機能が正しく機能するようになります。デバイス位置情報の設定が有効になっている場合、Microsoftの位置情報サービスは、全地球測位システム(GPS)、近隣のワイヤレスアクセスポイントや携帯電話基地局、IPアドレスの組み合わせを使用して、デバイスの位置を特定します。デバイスの位置を特定できる精度はデバイスの性能によって異なり、厳密に特定できる場合もあります。

デバイス位置情報の設定を有効にした場合は、デバイスで個人の特定が可能な情報をすべて除去した後で、匿名化された位置情報(あればワイヤレス アクセス ポイント、携帯電話基地局の情報、正確なGPS位置情報など)がデバイスからMicrosoftに送信されます。このように匿名化された位置情報のコピーは、Microsoftの位置情報サービスを向上するために使用されます。また、Microsoftの位置情報サービス プロバイダー パートナーによる位置情報サービス向上のために、このパートナーと共有されることもあります。現在のパートナーはこちら(https://www.here.com/)です。

さらに、デバイスでサポートされている精度でアプリが位置対応サービスを提供できるように、デバイスの位置情報を位置情報履歴の使用をアプリに許可することもできます。位置情報を認識するアプリまたはWindowsサービス/機能によってユーザーの位置情報が使用されると、位置情報と最近の位置情報履歴がユーザーのデバイスに保存されます。

Microsoftアカウントでサインインしていて、位置情報履歴が有効になっていると、最後に認識された位置情報がクラウドにも保存され、デバイスを問わず同じMicrosoftアカウントを使用するアプリやサービスで利用可能になります。ユーザーがMicrosoftアカウントでサインインしていて、信頼性のある現在地情報をデバイスによって特定できない場合(建物内や地下にいるときなど)、アプリやサービスはクラウドに保存されている直近の位置情報を(利用可能であれば)位置情報履歴から取得して使用できます。

デバイスの位置情報を特定する方法には、位置情報の設定で直接管理されていない、いくつかの例外があります

デスクトップ アプリは、デバイスの位置情報の検出許可を個別に求めない特別な種類のアプリであり、位置情報を使用できるアプリを選ぶための一覧に表示されません。デスクトップ アプリは通常、インターネットからダウンロードするか、何らかの種類のメディア(CD、DVD、USB記憶装置など)を使ってインストールします。.EXEまたは.DLLファイルを使用して起動されます。(クラウドで実行される)Webベースのアプリとは異なり、デバイス上で実行されるのが普通です。

デバイスの位置情報の設定をオフにした場合も、サード パーティによる一部のアプリやサービスが、他のテクノロジ(Bluetooth、Wi-Fi、携帯電話モデムなど)を使用して、さまざまなレベルの精度でデバイスの位置情報を特定する可能性があります。Microsoftでは、Microsoft Store用アプリを開発するサード パーティのソフトウェア開発者や、Microsoftツールを使用してアプリを開発する開発者に対し、法的に必要な同意手続きによってユーザーがこれらのサード パーティ開発者に位置情報の特定を許可した場合を除き、Windows位置情報の設定に従うよう求めています。ただし、Windowsデバイスの位置情報設定がオフの場合にユーザーの位置情報がアプリまたはサービスによって特定されるリスクをさらに軽減するためには、信頼できるソースから入手したアプリやサービスのみをインストールしてください。さらに総合的に位置情報を保護するには、デバイスで無線ベースのコンポーネント(Wi-Fi、Bluetooth、携帯電話モデム、GPSコンポーネントなど)を無効にすることを検討してください。これらはアプリによって、ユーザーの正確な位置情報を特定するために使用される可能性があります。ただしこれらを無効にすると、通話(緊急通信を含む)、メッセージング、インターネット接続や、ヘッドホンのような周辺機器への接続など、他のエクスペリエンスも損なわれます。インストールしたアプリやサービスによってデバイスの位置情報がどのように使用されるかについて詳しくは、そのアプリやサービスのプライバシー ポリシーをご覧ください。

ユーザーが非常時に緊急電話をかけたときには支援を得ることができるように、Windowsはユーザーの位置情報設定に関係なく、ユーザーの正確な位置情報の特定と共有を試みます。また、デバイスにSIMカードが挿入されている場合や他の方法で携帯電話サービスが使用されている場合は、携帯電話会社もデバイスの位置情報にアクセスできます。

[スタート]>[設定]>[プライバシー]>[位置情報]では、いつでも位置情報の設定を無効にし、位置情報と位置情報履歴にどのアプリからアクセスできるかを制御して、デバイスの位置情報履歴を消去できます。位置情報について詳しくは、こちらをご覧ください

 

デバイスの検索

パソコンを探すには、紛失または盗難にあった直前の位置情報が重要となります。そのためには常にモバイルネットワークに接続して定期的に位置情報をクラウドに上げる環境が必要です。4G内蔵パソコンでない限り意味が無い機能です。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「デバイスの検索」には以下のように表示されます。

デバイスの検索

[デバイスの検索]は、デバイスの位置情報データを使って、デバイスを紛夫した際にデバイスを発見できるようにします。[デバイスの検索]を使うと、Windowsポータブルデバイス(ノートPCやタブレットなど)の管理者がaccount.microsoft.com/devicesからそのデバイスの位置を検索できます。管理者がこの機能を使うには、デバイスの位置情報設定を有効にし、Microsoftアカウントを使ってWindowsにログインする必要があります。管理者は、他のユーザーがすべてのアプリに対して位置情報へのアクセスを拒否した場合でもこの機能を使用できます。管理者がデバイスを見つけようとした場合、ユーザーの通知領域に通知が表示されます。

この設定は、[スタ-ト]>[設定]>[更新とセキュリティ]>[デバイスの検索]でいつでもオフにできます。デバイスの検索について詳しくは、こちらをご覧ください

 

オンライン音声認識

Windows 10にはパソコン本体で実行される「Windows音声認識」とMicrosoftに認識を依頼するクラウドベースの「Cortana」の2種類が実装されています。

注意点は「Cortana」を使うと固有名詞もすべてクラウドに上げることになります。音声だけでなく認識されたテキストも保存されます。そして「Cortana」はアプリからも使えるためプライバシーの扱いは個々のアプリに委ねられることになります。

話した言葉が直接アプリに渡らないとしても意図的に質問で誘導することで「Cortana」の学習結果から情報を推測させ目的の情報を引き出すことは可能です。

クラウドベースの「オンライン音声認識」は、常にマイクがオンになっていることの危険性を理解したうえで利用してください。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「オンライン音声認識」には以下のように表示されます。

オンライン音声認識

Windowsでは、デバイスベースの音声認識機能(Windows音声認識アプリで利用可能)とオンラインの音声認識サービス(Cortanaが利用可能な地域で利用可能)の両方が提供されています。音声認識で現在サポートされている言語と地域については、お使いのブラウザーまたは検索バーで「Cortanaの地域と言語」を検索してください。

オンライン音声認識設定をオンにすると、Windowsクラウドベースの音声認識サービスを使用できます。このサービスは、Cortana、Mixed Realityポータル、ソフトウェア キーボードからのWindowsでのディクテーション、サポートされているMicrosoft Storeアプリのほか、今後はWindowsの他の部分でも使用されます。Windows音声認識サービスを使用するときには、ユーザーの音声録音がMicrosoftによって収集および使用され、音声データに格納されている音声(話した言葉)単語のテキスト変換が作成されます。オンライン音声認識サービスであらゆるユーザーの音声を正しく認識する能力を向上するために、音声データが総体的に使用されます。

Microsoftに音声データを送信せずに、デバイス ベースの音声認識を使用することもできます。ただし、認識機能はWindowsクラウドベースの音声認識サービスの方が、デバイス ベースの音声認識より強力です、オンライン音声認識をオフにした場合、クラウドに依存せずデバイスベースの認識のみを使用する音声認識サービス(ナレーター アプリやWindows音声認識アプリなど)は動作し、Microsoftによる音声データ収集は行われません。

オンライン音声認識は、[スタート]>[設定]>[プライバシー]>[音声認識]でいつでもオフにできます。後でカレンダーや連絡先データなどの情報へのアクセスをCortanaに許可した場合、自分にとって使いやすくなるように音声認識工クスペリエンスをカスタマイズすることもできます。オンライン音声認識について詳しくは、こちらをご覧ください

 

診断

診断は「完全」と「基本」しか選べません。「基本」にしても多くの情報が自動で収集されます。

企業では組織のポリシーで「基本」に設定されるでしょうが、個人事業など自分で設定する場合は注意が必要です。

特に「問題の発生時に使用していたファイルの一部が意図せす含められる場合があります」という記述は、個人を特定されなくともNDA(秘密保持契約)に抵触する可能性があります。

Windows 10 バージョン1803以降では「診断」に関する説明が膨大となりました。どんなに説明されてもユーザーにはデメリットしかありませんので、必ず「基本」に設定してください

詳細な情報はこちらを参照してください。

「診断」には以下のように表示されます。

診断

診断データには、[基本]と[完全]の2つのレベルがあります。Microsoftでは、以下で詳しく説明するように、Windowsを安全かつ最新の状態に保つため、問題をトラブルシューティングするため、および製品の機能強化を行うために、診断データを利用します。どれを選んでも、デバイスはセキュリティで保護され、正常に動作します。このデータはMicrosoftに送信され、1つ以上の固有の識別子と共に保存されます。これらの識別子によって、個別のデバイスの個別のユーザーを識別し、デバイスのサービス問題および使用パターンを理解することが可能となります。

[基本]診断データは、デバイス、その設定と機能、正常に機能しているかどうかに関する情報です。これは、デバイスの信頼性、セキュリティ、正常な動作を保つのに最小限必要な診断データです。

[完全]診断データには、[基本]で収集されるすべてのデータに加えて、問覧したWebサイト、アプリや機能の使い方に関する情報、デバイスの正常性に関する追加情報、デバイスのアクティビティ、高度なエラーレポートが含まれます。[完全]では、システムやアプリがクラッシュしたときのデバイスのメモリの状態もMicrosoftによって収集されます(この中には、問題の発生時に使用していたファイルの一部が意図せず含められる場合があります)。[基本]レベルの診断を選んだ場合でもデバイスは安全かつ正常に動作しますが、[完全]で収集される追加情報により、Microsoftが問題を特定して修正し、Windowsをご利用のすべてのお客様のメリットとなる製品強化を行いやすくなります。

診断データ設定を[完全]に設定した場合でも、前述のデータの一部がデバイスから収集されないことがあります。Microsoftでは、[完全]レベルのデータの一部を限られたデバイス(サンプル)からのみ収集することで、すべてのデバイスから収集するデータの量を最小限に抑えています。診断データ ビューアー ツールを実行することで、お使いのデバイスがサンプルに含まれているかどうかと、デバイスからどのようなデータが収集されているかを示すアイコンを表示できます。診断データ ビューアー ツールをダウンロードする手順については、[スタート]>[設定]>[プライバシー]>[フィードバックと診断]をご覧ください。

Windows診断で収集される特定のデータ項目は、記載された目的で必要なデータをMicrosoftが柔軟に収集できるようにするため変更される可能性があります。たとえば、Microsoftがユーザーのコンピューター利用体験に影響を与える最新のパフォーマンスの問題をトラブルシューティングしたり、新たに販売されるWindows 10デバイスを更新したりできるようにするため、Microsoftが以前に収集していなかったデータ項目を必要とする可能性があります。両方のレベルの診断で収集されるデータ タイプの最新の一覧については、https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=865126 をご覧ください。[基本]で収集されるデータの最新の一覧については、https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=865125 をご覧ください。

Microsoftでは、[基本]診断データを使ってWindowsデバイスを最新の状態に保ちます。以下の情報が使用されます。

デバイスで発生している問題を更新プロセスで修正できるかどうかを判断するのに役立つ基本的なエラー情報。

デバイスが次のオペレーティング システムやアプリのリリースに対応していて互換性があるかどうか、および更新可能かどうかを調べるのに役立つ、デバイスとその設定および機能に関する情報(デバイスにインストールされているアプリケーションやドライバーなど)。

デバイスの更新プロセスがダウンロード、インストール前、インストール後、再起動後、セットアップの各段階を順調に進んでいるかどうかを調べるのに役立つ、更新プロセス自体からのログ情報。

更新の展開が成功したかどうかを評価し、更新の成功と失敗に関連するデバイスの特性(ハードウェア、周辺機器、設定、アプリケーションなど)を調べるのに役立つ、すべてのWindowsデバイスにおける更新のパフォーマンスに関するデータ。

アップグレードに矢敗したデバイスとその理由について、同じアップグレードを再度提供するかどうかを判断するのに役立つデータ。

どちらのレベルの診断データ([基本]と[完全])も、Windowsと関連する製品やサービスの信頼性とセキュリティを保つために問題をトラブルシューティングする目的で使用されます。

Microsoftが[基本]データを使用する目的は次のとおりです。

お客様が使用している膨大な数のハードウェア、システム、ソフトウェアの組み合わせを把握する。

特定のハードウェア、システム、ソフトウェアの組み合わせに基づいて問題を分析し、特定または限定された一連のデバイスのどこで問題が発生しているかを特定する。

アプリやプロセスでパフォーマンスの問題(アプリのクラッラュやハングなど)が発生しているかどうか、またデバイスでクラッシュダンプファイルがいつ作成されているか(クラッシュダンプ自体は[完全]で収集されます)を特定する。

診断送信システム自体の有効性を理解し、問題を修正する。

Microsoftでは、[完全]で収集される追加データを、問題をより早く特定および修正するために使用します。以下の情報が使用されます。

問題の原因となったアプリでユーザーが行っていた操作と、デバイスで実行されている他のアプリやプロセスの影響についてわかることを理解するのに役立つ、アプリのアクティビティに関する情報。

アプリケーションのパフォーマンスの問題に関して収集するデータについて理解し、修正するのに役立つ、デバイスの正常性に関する情報(バッテリ レベルや入力に対するアプリケーションの反応速度など)。

工ラーやクラッシュが発生した特定の条件に関連するデータを理解するのに役立つ、高度なエラー レポートやクラッシュ ダンプに含まれる情報。

[基本]レベルの診断データは、Windowsを強化する目的で使用されます。また、[完全]レベルの診断データは、Windowsと関連する製品やサービスを強化する目的で使用されます。

Microsoftでは、[基本]データを、Windowsデバイスの最新かつ安全な状態の確保、問題解決、アクセシビリティ、信頼性、パフォーマンス、既存のWindows機能の強化、アプリやドライバーおよび他のユーティリティの互換性、プライバシー、エネルギー効率に関連した製品向上を目的として使います。

Microsoftでは、[基本]データを以下の目的で使用します。

お客様のデバイス、周辺機器、および設定(とその構成)に関する情報は、Windows 10をご利用の多くのお客様に最も大きいプラスの効果をもたらす機能強化を判断するために、製品向上に優先順位を付ける目的で使用されます。

デバイスにインストールされているアプリに関する情報は、人気のアプリのアプリ互換性テストと機能強化に優先順位を付けるために使用されます。

[完全]で収集される追加データは、Windowsと関連する製品やサービスにとってより有用な機能強化を実現するために使用されます。

アプリのアクティビティ情報は、アプリ互換性テストに優先順位を付け、最も利用されているアプリや機能の強化を行うのに役立ちます。

デバイスの特性、構成、アプリのアクティビティがデバイスの正常性に与える影響に関する情報(バッテリー残量など)は、分析を行って、Windowsデバイスのパフォーマンスを高める変更を加えるために使用されます。

Microsoftブラウザーでの閲覧履歴に関する統計情報は、より効果的な検索結果を提供できるようBingの検索アルゴリズムの調整に使用されます。

別の[診断データを使用して工クスペリエンスをカスタマイズする]設定(下記参照)でユーザーが許可した場合を除き、ユーザーにパーソナライズされた工クスペリエンスを提供したり、製品やサービスを宣伝したりするためにWindowsの診断データが使用されることはありません。

診断データの収集レベルは、[スタート]>[設定]>[プライバシー]>[診断 & フィードバック]でいつでも調整できます。診断データについて詳しくは、こちらをご覧ください

 

手描き入力とタイプ入力を改善する

「手描き入力」の改善とはフリーハンドで描いた文字の認識制度を上げることが目的です。「タイプ入力」の改善は日本語においては予測変換の学習に使われます。

ただし、これらは直接の恩恵は無く、将来的にMS-IMEの精度が向上するということです。

プライバシーの観点からは個人情報が削除されるとしても、あまり気持ちの良いものではありません。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「手描き入力とタイプ入力を改善する」には以下のように表示されます。

手描き入力とタイプ入力を改善する

手描き入力およびタイピング入力の認識を強化するための診断データをMicrosoftに送信することを選択した場合、Microsoftでは、Windowsユーザーが利用している多くの言語における手書き認識、オートコンプリート、次の単語の予測、スペル修正などの機能を強化するために、入力または手描き入力したコンテンツのサンプルを収集します。Microsoftが手描き入力およびタイピング入力の診断データを収集すると、小さいサンプルに分割され、元の内容の再構築やユーザーとの関連付けにつながるような一意の識別子、シーケンス情報、その他のデータ(名前、メールアドレス、数値など)は、処理によって取り除かれます。

この設定は、[スタート]>[設定]>[プライバシー]>[診断 & フィードバック]でいつでもオフにできます。手描き入力およびタイピング入力のデータについて詳しくは、こちらをご覧ください

 

診断データを使用してエクスペリエンスをカスタマイズする

あるファイルを開こうとすると、いつものアプリではなく「Windows 10のおすすめ」として別のアプリで開く選択肢が表示される場合があります。このような提案がMicrosoftの言う「エクスペリエンス」です。

この提案を、よりユーザー向けにカスタマイズするために診断データを使うというものです。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「診断データを使用して工クスペリエンスをカスタマイズする」には以下のように表示されます。

診断データを使用して工クスペリエンスをカスタマイズする

工クスペリエンスのカスタマイズをオンにすることを選択した場合、ユーザーの二ーズに応じてMicrosoftの製品やサービスを強化するため、Windows診断データ(選択内容に応じて[基本]または[完全])を使用してカスタマイズされたヒント、広告、推奨事項が表示されます。診断データ設定で[基本]を選択した場合、デバイス、その設定と機能、正常に動作しているかどうかに関する情報に基づいてカスタマイズが行われます。[完全]を選択した場合、閲覧したWebサイト、アプリや機能の使い方に関する情報、デバイスの正常性に関する追加情報に基づいてもカスタマイズが行われます。ユーザーが[完全]を選択した場合に受け取ったクラッシュ ダンプ、音声、タイピング入力、手描き入力データの内容はカスタマイズに使用されません。

工クスペリエンスのカスタマイズには、Windowsのカスタマイズおよび最適化に関する提案と、Windowsの工クスペリエンスに役立つMicrosoftやサード パーティの製品とサービス、機能、アプリ、ハードウェアに関する広告と提案が含まれます。たとえば、デバイスを最大限に活用できるように、ユーザーが知らない可能性のある機能や新機能について、情報が表示されます。Windowsデバイスに問題が発生している場合は、ソリューションが提案されることもあります。ロック画面を写真でカスタマイズする、好きな種類の写真をもっと表示する、好きでない種類の写真を表示しないようにする、などの機会を提示されることもあります。ブラウザーで動画をストリーミングしている場合、より効率的なストリーミングが可能なMicrosoft Storeアプリが推奨されることもあります。または、ハードドライプの領域が不足している場合は、WindowsからOneDriveを試してみるように推奨されたり、ハードウェア容量を追加購入するように推奨されることもあります。

この設定は、[スタート]>[設定]>[プライバシー]>[診断 & フィードバック]でいつでもオフにできます。診断データを使用した工クスペリエンスのカスタマイズの詳細については、こちらをご覧ください

 

広告識別子

広告識別子は広告提供元ごとに持っていますので、ここで設定できるのはMicrosoft(Bing)関係だけです。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「広告識別子」には以下のように表示されます。

広告識別子

アプリ開発会社や広告ネットワークが、より関連性の高い広告をアプリで提供できるよう、デバイスを使用するユーザーごとにWindowsによって一意の広告識別子が作成されます。広告識別子が有効な場合、アプリは広告識別子にアクセスして使用することができます。これは、Webサイトがcookieに保存された一意の識別子にアクセスして使用するのとほぼ同じ仕組みです。アプリ開発者(およびアプリ開発者が利用する広告ネットワーク)は、収集したユーザーに関する個人データを広告識別子に関連付け、その個人データを使ってユーザーに関連性の高い広告を表示するなど、アプリ全体にわたってカスタマイズされた工クスペリエンスを提供することができます。

広告識別子の設定は、興味に基づく広告を提供するためにWindows広告識別子を使用するWindowsアプリに適用されます。広告識別子の設定は、Microsoftまたはサードパーティによって提供される興味に基づく広告の他の手法(Webサイトで興味に基づく表示広告の提供に使用されるCookieなど)には適用されません。Windowsでアクセスまたはインストールするサード パーティ製品では、独自のプライバシー ポリシーに従い、興味に基づく他の形式の広告が提供される場合もあります。Microsoftでは、直接またはサード パーティの広告プロバイダーとの提携により、特定のMicrosoft製品で興味に基づく他の形式の広告を提供しています。Microsoftによるその他の興味に基づく広告については、こちらをクリックしてください。

Windowsの広告識別子の設定は、[スタート]>[設定]>[プライバシー]でいつでもオフにできます。広告識別子をオフにすると、ユーザーの興味を引かない、関連性の低い広告が表示される可能性がありますが、表示される広告の数は変わりません。オンに戻すと広告識別子がリセットされます。広告識別子について詳しくは、こちらをご覧ください

 

Windows Defender SmartScreen

Windows Defender SmartScreenとはMicrosoftが提供するクラウドベースのセキュリティソリューションです。

サードパーティ製セキュリティソフトを使うなら不要で、インストールすると自動でオフになります。

プライバシーの設定画面からはオフにはできません。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「Windows Defender SmartScreen」には以下のように表示されます。

Windows Defender SmartScreen

Windows Defender SmartScreenは、ユーザーが閲覧するWebサイトやダウンロードするファイルに関するデータをMicrosoftに送信し、必要に応じて警告を送り、このデバイスを使用しているユーザーを危険なWebコンテンツや悪意のあるソフトウェアから守ります。Microsoftのサービスおよびサード パーティのサービスの使用時にユーザーを保護できるように、Windows Defender SmartScreenは既定でオンに設定されています。

Windows Defender SmartScreenは、[スタート]>[Windows Defender セキュリティ センター]>[アプリとブラウザーの制御]でいつでもオフにできます。Windows Defender SmartScreenについて詳しくは、こちらをご覧ください

 

まとめ

Windows 10 バージョン1803からの大きな変更はありません。以前から秘密裏に収集していたデータや、実際には制限できないWindows 10の仕組みについて説明が増えただけです。

プライバシーの基本は「パソコンを使う上で必要な情報以外は提供しない」ことです。

なお、ここでの設定は基本項目だけです。「設定」アプリの「プライバシー」では他にも多くの項目が既定で有効となっていますので注意してください。

Windows 10 バージョン1803のISOファイルは、まだダウンロード可能

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Windows 10を使っていて気付かなかったのですが、Windows以外からならWindows 10 バージョン1803のISOファイルは、まだ、Microsoftからダウンロードできるようになっていました。

Windows 10のインストールメディア

Windows 10では従来のWindowsと異なり、いつでもMicrosoftのサイトからダウンロードできるようになりました。

Windowsがインストールされたパソコンからこちらのサイトにアクセスすると、

このようなサイトが表示され、「今すぐアップデート」から最新バージョンにアップデートするか、「ツールを今すぐダウンロード」からメディア作成ツールをダウンロードしてUSBメディアかISOファイルを作成できます。

Download-Windows10-v1803-ISO-16

そして、直接アップデートする場合も、メディア作成ツールでUSBメディアかISOファイルを作る場合も、できるのは最新バージョンに対してだけです。

現時点では、Windows 10 バージョン1809へのアップデートかメディアの作成しかできません。

 

Windowsユーザーに対する落とし穴

しかし、直接アップデートする場合も、メディア作成ツールを使う場合も、ダウンロードされるのはWindows用の実行ファイルなので、使えるのはWindows環境に限られています。

そのため、Windows以外から上記サイトにアクセスした場合はISOファイルをダウンロードできるようになっていました。それも最新バージョンだけ。

ところが、最近、仕様が変わったようで、最新バージョンと一つ前のバージョンのISOファイルをダウンロードできるようになっていました。

道理で、検索してもWindows 10 バージョン1803のISOファイルが見つからないわけです。

 

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Windows環境からのWindows 10 バージョン1803のISOファイルのダウンロード方法

iPhoneやiPad、Android機器からアクセスすればダウンロードできますが、4GB程度と大きいことや、Windows環境以外を持っていない場合は、以下の手順でダウンロードできます。

 

1.「ユーザーエージェント」を変更できるブラウザーを準備

Windows環境以外に偽装できるブラウザーを用意します。ここではMozilla Firefoxで説明します。

Download-Windows10-v1803-ISO-15

ここで説明する方法で「iPad」ではなく「iPhone」などのスマートフォンを指定するとスマートフォンからしか応募できない懸賞などに応募できる場合もあります。

 

2.「Windows 10 のダウンロード」ページを表示

Mozilla Firefoxでこちらのサイトにアクセスします。

Download-Windows10-v1803-ISO-01

 

3.「レスポンシブデザインモード」に切り替え

右上の横三本線のアイコンをクリックして表示されたメニューの「ウェブ開発」をクリックします。

Download-Windows10-v1803-ISO-02

次に表示されたメニューの「レスポンシブデザインモード」をクリックします。

Download-Windows10-v1803-ISO-03

ページが表示される幅が変わります。どのような表示になるかは以前に設定されていた状態によって変わります。

Download-Windows10-v1803-ISO-04

画面上部の端末の種類が表示された部分をクリックするとメニューが表示されるので「iPad」をクリックして選択します。

Download-Windows10-v1803-ISO-05

「iPad」と同じ表示になるので左上の「このページを再読み込みします」と表示されるアイコンをクリックするとこの画面になり、ISOファイルをダウンロードできるようになります。

なお、タッチ操作ができる機種では、手のアイコンが表示され、それが青くなっている場合は、クリックして「タッチシミュレーション」を無効にします。

Download-Windows10-v1803-ISO-06

 

4.ISOファイルのダウンロード

「エディションの選択」をクリックするとWindows 10のバージョンが選択できます。

「Windows 10 October 2018 Update」がWindows 10 バージョン1809、「Windows 10 April 2018 Update」がWindows 10 バージョン1803です。

Windows 10 バージョン1803をダウンロードするので「Windows 10 April 2018 Update」の下の「Windows 10」を選択します。

「エディションの選択」とありますがISOファイルにはWindows 10 HomeとWindows 10 Proの両方のエディションが含まれています。

Download-Windows10-v1803-ISO-07

選択したら「確認」をクリックします。

Download-Windows10-v1803-ISO-08

「製品の言語の選択」が表示されるので「1つ選択」をクリックして、

Download-Windows10-v1803-ISO-09

「日本語」を選択します。

Download-Windows10-v1803-ISO-10

言語を選択したら「確認」をクリックします。

Download-Windows10-v1803-ISO-11

この画面に変わり、ダウンロードリンクが表示されます。

このリンクは24時間有効ですが、有効期限に表示されている時刻はUTCですので注意してください。

Download-Windows10-v1803-ISO-12

正しく選択されていれば「32-bit ダウンロード」をクリックすると「Win10_1803_Japanese_x32.iso」が、

Download-Windows10-v1803-ISO-14

「64-bit ダウンロード」クリックすると「Win10_1803_Japanese_x64.iso」がダウンロードされます。

Download-Windows10-v1803-ISO-13

 

まとめ

Windows 10だけ使っていると気付きませんでしたが、上記の方法で、まだWindows 10 バージョン1803のISOファイルはダウンロードできます。

ただし、いつダウンロードできなくなるか分かりませんし、4月に次のバージョンがリリースされれば、ダウンロードできなくなるでしょう。

必要ならば今のうちにダウンロードしておいてください。


Adobe Creative Cloud ライセンス認証と契約の困った問題

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Adobe CC製品は、製品ごと、期間ごとに契約することができます。

ところが、一度、Adobe CCを契約したAdobe IDはライセンス認証と契約の切り替えで困った問題を起こすことが分かりました。

Adobe CSとAdobe CC

Adobe Creative Suite(以下Adobe CS)とは、既に販売の終了したAdobe製品の買い切り版です。一度買ってしまえば永続ライセンスなのでいつまでも使えます。最終バージョンはAdobe CS6です。

Adobe CS6の発売後、Adobeはユーザーをサブスクリプション制に移行させるためにAdobe Creative Cloud(以下Adobe CC)を発売しました。

Adobe CCは毎年バージョンアップしていますが、サブスクリプション契約を更新し続けている限り、Adobe CS6以降のどのバージョンでも使用できます。

どちらを購入したとしても通常は一人が所有するわけですから、ひとつのAdobe IDに紐付けることになります。

 

Adobe CSのAdobe IDにAdobe CCを紐付けると

仕事などで常にAdobeのアプリを使う場合はAdobe CCを契約すればよいでしょう。

しかし、Adobe CSの機能で十分なためAdobe CCに切り替えていない人でも、一時的にAdobe CCの機能を必要とする場合もあると思います。

そのような場合に、Adobe CSを登録したAdobe IDにAdobe CCを登録するとどうなるのか、Adobeに問い合わせていろいろと確認したうえで、実際に紐付けた結果は問題が無いように見えました。

その時に心配していたのはAdobe CC(Adobe Illustrator)を契約することで、Adobe CCを契約していないアプリ(Adobe Photoshop)が使えなくなることを危惧していたのですが、その点は問題無かったのです。

 

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Adobe CCの契約が切れるとAdobe CSまで使えなくなる

私は昨年春(2018年)のキャンペーンでAdobe Illustrator CCを1年だけ契約したのですが、Adobe Illustrator CS6で十分と判断し、Adobe CCの契約は延長しませんでした。昨年のキャンペーンが功を制したようでAdobe CCに移行した人が多かったのか、今年はキャンペーンが行われなかったためというのもあります。

契約満了直前にこのようなメールが届きました。使用料の未払いのような物言いで腹立たしいのですが、このような文面となる理由は後で説明します。

Adobe-CC-license-authentication-problem-01

契約を延長しなたっかので、契約が切れた後ではもちろんAdobe Illustrator CCは起動できません。そこでAdobe Illustrator CS6を起動したのですが、こちらも契約が必要との表示が出て起動できませんでした。

仕方がないのでAdobe CCとAdobe CSをアンインストールしてAdobe CSを再インストールしてみましたが、やはりAdobe Illustrator CS6は起動できませんでした。

 

Adobe CC契約満了後は、Adobe CSは起動できなくなる

Adobe CSを紐付けたAdobe IDに契約切れのAdobe CCが紐付いていることが原因だと思い、Adobeのサポートページで調べたところ、こちらのページの「ご契約中のプランを解約する場合」を見るとAdobe IDの「アカウント管理」に「プランを解約」というリンクが表示されるとのことですが、私のAdobe IDの「アカウント管理」には表示されていませんでした。

そのためAdobeのサポートに電話して確認したところ次のような回答でした。

  • Adobe CCの契約にはAdobe CS6も含まれるため、現状のライセンス管理システムでは同じAdobe IDにAdobe CCとAdobe CSが紐付いていると、Adobe CCの契約が切れるとAdobe CSが使えなくなる場合がある
  • 回避するには別のAdobe IDでAdobe Creative CloudにログインしてからAdobe CSを起動する
  • それでも起動できなければAdobe CSを再インストールすれば使えるようになる
  • Adobe CSはシリアル番号でライセンスを管理しているので紐付いたAdobe IDでログインしていなくでも問題無い

要は過去にAdobe CCを契約したことがあるAdobe IDで、Adobe Creative Cloudアプリにログインしていることが原因とのことです。

とりあえず、別のAdobe IDでログインしなおす前にAdobe Creative Cloudからログアウトした状態でAdobe Illustrator CS6を起動してみました。

すると環境が壊れていると表示され、環境を初期化された後、起動できました。

その後はAdobe CCを契約していたAdobe IDでAdobe Creative CloudアプリにログインしていてもAdobe Illustrator CS6は起動できています。

 

Adobe CCの契約は自動更新のみ

もうひとつ気になっていた点もサポートに聞いてみました。何故「アカウント管理」に「プランを解約」が表示されないかということ、そして最初に表示したようなメールが届くことです。

サポートの回答は次のようなものでした。

  • 「プランを解約」は契約中のプランに対するもの
  • Adobe CCは自動更新が前提

納得はしたのですが、ひとつ懸念点があります。

今年、AdobeからはiPad用のフルスペック版Photoshopがリリースされます。

Duet Display経由でWindows版のPhotoshopをiPad使ってみて、iPadでPhotoshopが使えれば非常に便利であることは分かっていました。

そのためiPad Pro 12.9インチ(3rd)を購入して待っているのですが問題があります。

Photoshop CCを安く使える契約にAdobe CCフォトプランというものがあります。

このプランにはクラウドストレージが20GBと1TBのプランがあり、Lightroom CCはクラウドストレージで処理されるため写真の現像を行うなら1TBのプランがよいでしょうが、Photoshop CCだけが使いたいなら20GBのプランで十分です。

ところが、20GBのプランの店頭やネット通販での販売は2018年5月で終了しました。そのため20GBのプランを契約するにはAdobeから直接購入するしかありません。

Adobe CCは自動継続ですのでクレジットカードで支払いを行うと、以降自動で引き落とされてしまいます。

この点についてサポートに確認したところ次のような回答でした。

  • 自動継続したくない場合は、コンビニ支払いなどクレジットカード以外の手段で支払いを行う
  • または、契約終了1か月前になったら「アカウント管理」から「プランを解約」を行う

サポートページの説明などを読むと、「プランを解約」は契約期間満了までは使えるものではなく、残りの期間は払い戻されるようです。

20GBのフォトプランを契約する場合は注意が必要です。

 

まとめ

いろいろなソフトがサブスクリプション制に移行していくことで企業は安定した収益を確保できます。しかし、利用者にとっては転勤や病気、商品の値上がりや増税など負担が増える状況の中で、サブスクリプション契約は固定費として重く圧し掛かります。

Microsoft Officeはサブスクリプション制のOffice 365の他に、Office 2016、Office 2019と3年ごとに買い切りの製品も発売しています。

Adobeの製品はプロ向けのアプリというのも分かりますが、一般ユーザーから見た購入のし易さも考えてもらいたいです。

EaseUS Todo Backup Home 11.5が24時間限定で無料配布

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WindowsパソコンのバックアップソフトであるEaseUS Todo Backup Homeの最新版が24時間限定で無償でダウンロードできます。

バックアップの重要性

昨年の10月3日にいきなり配信の始まったWindows 10 バージョン1809は、新型Surfaceの発表に合わせるという「見栄」だけのために、ユーザーデータを削除するという重大なバグを抱えたまま配信されました。

削除されたユーザーデータはゴミ箱に入れられたのではなくディスクから完全に消去されたため、サルベージソフトなどを使っての復元も難しいものでした。

唯一、難を逃れられたのは定期的にバックアップを取っていた人だけです。

そして、まもなく、Windows 10 バージョン1903の配信が始まります。

Windows 10 Homeを利用するユーザーはアップデートを逃れることはできません。

 

EaseUS Todo Backup Home 11.5の無料配布

バックアップは重要です。

しかし、Windows 10にはバックアップを取る機能が提供されていません。

「回復ディスク」もWindows 10というOS本体とユーザーデータだけをバックアップするもので、アプリケーションや既定の場所以外に保存されたユーザーデータはバックアップされません。

したがって、アップデートされる前の状態に戻すには別途バックアップソフトが必要です。

そこで朗報です。

このタイミングでEaseUSが無償配布のキャンペーンを行うそうです。

EaseUS-Campaign-2019-Spring-01

今回のキャンペーンは「平成の思い出をバックアップしておこう!」とのことです。

いつもと違い、今回はアンケートに回答する必要があります。

また、メジャーバージョンアップ以降もアップデート可能な「永久無料アップデート版」も70%OFFで販売されるそうです。

キャンペーン期間は、

  • 2019年4月1日(月) 昼12:00から4月2日(火) 昼12:00

です。

いつも通りなら、この期間にインストールとライセンス認証を完了させておく必要があります。

 

まとめ

年度末でいろいろと安売りされたようで、新しいパソコンを入手した人も多いでしょう。

使い始めてすぐにトラブルに巻き込まれたくなければ、今回のキャンペーンでEaseUS Todo Backup Home 11.5を入手してバックアップをこまめに取るようにしてください。

Windows 10 大型アップデート最近の動向(2019年4月)

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昨年は強制アップデートが行われて環境を壊された方も居たかと思いますが、今年は比較的落ち着いています。

必要な対処法を実施していればアップデートされることはありません。

最近のWindows 10 大型アップデートの動向

昨年(2018年)の2月ごろから配信された「Windows 10 更新アシスタント」には本当に困らせられました。

日本では多くの企業が決算時期で一番忙しいにも関わらず、Windows 10 Homeは仕方ないとしてもWindows 10 Proまでを強制アップデートの対象としていました。

私のパソコンもWindows 10 Proでアップデート延期設定をしていたにも関わらず、いきなりアップデートが始まったのには驚きました。

Windows 10 バージョン1803の配信が始まり、強制アップデートは終了したのですが、8月には更に改良された「Windows 10 更新アシスタント」が配信されました。

新しい「Windows 10 更新アシスタント」は非常に巧妙にバックグランドでインストール作業を行い、気付いた時にはもう手遅れと思わせるものでした。

その後、Windows 10 バージョン1809が配信され、「Windows 10 更新アシスタント」による強制アップデートは行われていません。

 

「Windows 10 バージョン1809の機能更新プログラム」の特殊性

「Windows 10 更新アシスタント」が配信されないのは、べつにMicrosoftが最新バージョンにアップデートさせることを諦めたからではありません。

 

現在、64ビット版のWindows 10 Homeには「Windows 10、バージョン1809の機能更新プログラム amd64 2019-03」、

Windows10-Big-Update-trend-in-2019-Apr-01

32ビット版のWindows 10 Homeには「Windows 10、バージョン1809の機能更新プログラム x86 2019-03」が配信されています。

Windows10-Big-Update-trend-in-2019-Apr-02

これらの更新プログラムは「2019-03」とあるように毎月変更され、更にMicrosoftから配布されているトラブルシューティングツールパッケージには表示されなくなっています。

そのため、これまでの大型アップデートの回避方法では回避できなくなりました。

こちらで回避方法は説明していますが、パソコンの状況によっては簡単には行えず断念する方も多いと思われます。

その結果、従来より「Windows 10、バージョン1809の機能更新プログラム」の適用率が高くなり、それなりの効果が確認できたため「Windows 10 更新アシスタント」の配信を行っていないと思われます。

 

Windows 10 Proに関しては、アップデートの延期設定が正しく機能しており、設定さえ正しく行われていればアップデートされることはありません。

これは、Windows 10 Proを使用している企業などから苦情が多かったためか、Windows 10 Homeも合わせた全体としてアップデートさせるべき目標台数を超えているためかは分かりません。

 

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現状ですべきこと

Windows 10 バージョン1809にアップデートしたくない場合は、以下の対策を行ってください。

 

Windows 10 Home

こちらの方法でブロックしてください。

ブロックにあたり、作業フォルダーを削除する必要がありますが、削除できない場合は、こちらの手順で削除する必要があります。

この手順は難しいため、自分または知り合いに頼んでも実施できそうにない場合は、Windows 10 Proにアップグレードするか、諦めてWindows 10 バージョン1809にアップデートしてください。

リリース当初問題となったバグについては、現状で修正されていますのでアップデートしても問題とはなりません。

ブロックが成功して、このようにエラーが出ても無視してください。

Windows10-Big-Update-trend-in-2019-Apr-03

 

Windows 10 Pro

Windows 10 Proには機能更新プログラムの適用を延期する設定が存在します。

この設定は現状では無視されず正常に機能します。

こちらの手順で延期させてください。

ただし、最大でも365日のためWindows 10 Pro バージョン1709以前で延期できない場合は上記のWindows 10 Homeのブロック方法を実施してください。

 

KB4023057

「KB4023057」は「Windows 10の機能更新プログラム」を適用させるための調査を行う「スパイウェア」です。最新バージョンのWindows 10には配信されないことから、それは明らかです。

この更新プログラムはシステムに無駄な負荷をかけることがあり、要らないと思う場合は、こちらの方法でブロックしてください。

 

今後の動向

Windows 10 バージョン1903は完成したようです。最終ビルドは18362.1になる見込みです。

当初、Build 18356.16からアップデートできないという不具合が発生していましたが、それも修正され、その後は何もアナウンスが無いことからリリース準備に入ったと思われます。

Windows10-Big-Update-trend-in-2019-Apr-04

Insider Previewと正式リリース版は同じBuildなら違いはありません。

Build 18362.1で「回復」「このPCを初期状態に戻す」を実行するとInsider Programに参加していないWindows 10 バージョン1809が立ち上がります。

これはWindows 10 Pro バージョン1809の「設定」アプリの「Windows Update」の「詳細オプション」の画面です。

従来通り「更新プログラムをいつインストールするかを選択する」で「機能更新プログラム」は最大365日、「品質更新プログラム」は最大30日、インストールを延期させることができます。

しかし、この画面をよく見ると従来と違う点に気付くと思います。

Windows10-Big-Update-trend-in-2019-Apr-05

こちら画面はWindows 10 Pro バージョン1809のもので「半期チャネル」「半期チャネル(対象指定)」の部分がありますが、Windows 10 Pro バージョン1903にはありません。

Windows10-Big-Update-trend-in-2019-Apr-06

「半期チャネル」と「半期チャネル(対象指定)」は「企業向け高品質」と「一般ユーザー向けの低品質」に対応します。詳しくはこちらで説明しました。

この区別が無くなったことの意味するところは、最初から「高品質」でリリースするということなのか、すべてをモルモットとするつもりなのかは分かりません。

Windows 10 バージョン1809で大きなバグを発生させてしまった反省とも考えられますが、4月、10月という期日を固定している限り「高品質」でリリースすることは難しいと思われます。

なお、この切り替えは、Windows 10 バージョン1809の正式リリース後に表示される可能性もあります。

 

まとめ

現状では、昨年のような強制アップデートは行われていません。

適切に対処することでWindows 10 バージョン1809へのアップデートは回避できます。

パソコンでUHD BDを再生するために必要なこと(改訂版)

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パソコンで4K Ultra HDブルーレイを再生するためには、パソコンの選定から注意する必要があります。

選定を間違えると、どんなオプションを追加しても再生はできません。

4K Ultra HDブルーレイ

3Dテレビで失敗したテレビ業界が、次の目玉として販売を始めたのが4Kテレビです。

テレビと言っても当時は4K放送が始まっていませんでしたので、厳密には4Kモニター+2Kテレビです。2Kのコンテンツをアップコンバートして4Kで表示しているだけです。

そのためテレビ売り場では2Kテレビと4Kテレビは決して見比べられる状態では展示されません。見比べても違いが判らず、4Kテレビの優位性を訴求できないためです。

そのような4Kコンテンツが無い状況で登場したのが4K Ultra HDブルーレイ、通称UHD BDです。

しかし、PS4 ProがUHD BDに対応しなかった、というよりもソニーの技術力の低下によりPS4 ProをUHD BDに対応させることができなかったため、UHD BDの再生環境は普及しませんでした。

他社からはプレーヤーは発売されましたが高級機しか対応しませんでした。

対応が遅れ、高価な製品しか対応しない原因は、やはりコピープロテクトへの対応が大きく影響していると思われます。

 

パソコンでのUHD BDの再生環境

このような状況の中で2017年4月にPowerDVD 17がUHD BDの再生に対応しました。

WinDVDも対応しているのですが、再生環境を整えたメーカー製パソコンに添付されるのみで市販はされていません。

そのためUHD BDを再生できるのは実質、PowerDVDの一択となっています。

では、PowerDVD 17以降の製品を買えばどのパソコンでも再生できるのかというと、そうではありません。

UHD BDの著作権保護の仕組みであるAASC 2.0をデコードして再生するためには特定のハードを必要とします。これはUHD BDの制限ではなく、PowerDVDでのAACS2.0デコードの実装方法による制限です。

PowerDVDでUHD BDを再生できる環境かどうかをチェックするソフトがCyberLinkから配布されています。

ただし、このソフトでチェックして再生できないと判断された場合は、原因となる項目によってはパソコンの買い替えが必要となります。

この項目はCPUおよびマザーボードもかかわっており、DVDやBDと違いパソコンの選択を間違えると後からどんなオプションを追加してもUHD BDは再生できません。

 

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パソコン本体

まずは、UHD BDを再生できるパソコン本体を構成する3つの重要なハードの見極め方について説明します。

 

1) Intel SGXテクノロジー(CPU/メインボード)

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PowerDVDではUHD BDの再生にIntel SGXを使用します。そのためCPUはIntel製である必要があります。

今後のPowerDVDで他社のCPUに対応する可能性はありますが、PowerDVD 17、18ではIntel製のCPUのみの対応です。

 

Intel SGXのCPU対応

まず、CPUがIntel SGXに対応しているかを確認します。

Intel SGXはSkylakeのS-spec SR2L0以降に搭載・有効化されています。

まずは、買おうとしているパソコンに搭載されているCPUをカタログなどで確認してCPUの製品仕様を確認してください。

例えばSurface Pro 6の場合、

技術仕様を見るとプロセッサはCore i5-8350UまたはCore i7-8650Uとあります。

上記のCore i7-6700Kのページの右上の「製品仕様の検索」という部分に「8350U」と打ち込むと候補が表示されるので、

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該当する製品を選択して技術仕様を表示させます。

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「セキュリティーと信頼性」という部分までスクロールさせると「インテルソフトウェア・ガード・エクステンションズ(インテル SGX)」という項目が「Yes with Intel ME」とあり、Intel ME(マネージメント・エンジン)がインストールされていれば使えるということが確認できます。

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Intel SGXのメインボード対応

CPUがIntel SGXに対応していたとしても、それを有効化するかどうかはパソコンやマザーボードのメーカー次第です。

例えば、Surfaceシリーズの場合はIntel SGXが無効化されています。Surface UEFIにもIntel SGXの項目が無く有効化はできません。

確認方法ですが、現在「インテル ソフトウェア・ガード・エクステンションズ」はWindows Updateからの提供のみとなっており、メーカーのダウンロードサイトにあるかどうかで対応しているかどうかを判断できません。

したがって、ネット上での誰かのレビューや店頭のデモ機で確認する必要があります。

確認方法は、「デバイスマネージャー」の「ソフトウェアコンポーネント」に「Intel(R) Software Guard Extensions Software」という項目があることを確認します。

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無い場合でもBIOSにIntel SGXの項目があれば有効化することで使える場合もありますが、使える場合はデフォルトで有効にしていますので、使えないと考えた方がよいでしょう。

 

2) 高度な保護オーディオ/ビデオ パス(GPU)

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2017年末ごろから騒がしくなったインテル マネージメント・エンジン・ソフトウェアの脆弱性の問題は悪いことばかりではありませんでした。

私の使っているGIGABYTEのマザーボード GA-Z170X-UD5 THは当初はIntel SGXに対応していませんでした

ところが、インテル マネージメント・エンジン・ソフトウェアの更新のたびにBIOSを更新していったところIntel SGXに対応していると表示されるようになりました。

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BIOSにIntel SGXの項目はありませんが、Z270以降のマザーボードと共通のコードをBIOSで使っているためZ170のBIOSでも有効化されたものと思われます。

残る問題は「高度な保護オーディオ/ビデオ パス(GPU)」なのでNVIDIAのグラフィックボードを外し、マザーボードから直接ディスプレイに接続したのですが「利用できません」との表示は変わりませんでした。

当初、CyberLinkサイトの説明には「Kaby Lake以上のCPUが必要」との記述しかありませんでした。しかし、どんな製品でも最新の環境を買わせるべく必要スペックは盛るのが当たり前ですので、Skylakeでも大丈夫だと思っていました。

しかし、現在のCyberLinkサイトには以下のような説明があります。

  • グラフィック プロセッサー:Intel HD Graphics 630、Intel Iris Graphics 640 以上統合型

SkylakeはIntel HD Graphics 500シリーズで、Kaby Lake以降はIntel HD Graphics 600シリーズです。

でほ、どこに違いがあるのかですが、Core i7-6700KとCore i7-7700Kを比較してみるとプロセッサー・グラフィックスの項目はこのようになり違いは分かりません。

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では何が違うのか。

CPUコア、グラフィックス、Intel SGXはCPUの内部Busに接続され、コピープロテクトのかかった映像・音声データはIntel SGXで解除されCPUの内部Bus経由でグラフィックスに渡されると思っていました。

しかし、Intel HD Graphics 600シリーズには「高度な保護オーディオ/ビデオ パス(GPU)」というIntel SGXと直結された専用Busが存在するようです。

そのため、Intel HD Graphics 630、Intel Iris Graphics 640以降を搭載したCPUでないとUHD BDの再生には対応できないということなのでしょう。

具体的にはこちらのページの「製品仕様の検索」から購入しようとしているパソコンが搭載しているCPUを検索します。

そして「プロセッサー・グラフィックス」の項目を確認します。そこに表示されたグラフィックスがIntel HD Graphics 630以降または、Intel Iris Graphics 640以降ならばUHD BDを再生できることになります。

例えば、Surface Pro 6のCore i5-8350Uを見ると「プロセッサー・グラフィックス」は「インテル UHD グラフィックス 620」とありますのでIntel SGXに対応していたとしてもUHD BDは再生できないことになります。

なお、確認はできていませんが、Kaby Lake-GなどのAMDのRADEONを統合したCPUは、単一パッケージにCPUチップとグラフィックスチップを封入したものですので、「高度な保護オーディオ/ビデオ パス(GPU)」が存在する可能性は低く、UHD BDは再生できないと思われます。

 

3) 6GBシステムメモリー

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パソコンによってはメモリーを交換や増設できないものがあります。

購入前に最大搭載可能メモリーサイズと、後から交換・増設が可能かを確認しておいてください。

UHD BDを再生するには6GB以上のシステムメモリーが必要ですので、実質8GB以上を搭載したパソコンが必要になります。

 

周辺機器

これまで説明してきたようにUHD BDを再生するパソコンには、以下の3項目は非常に重要です。

  • Intel SGXテクノロジー(CPU/メインボード)
  • 高度な保護オーディオ/ビデオ パス(GPU)
  • 6GBシステムメモリー

そして、この3項目を満たすパソコンであれば、あとは周辺機器を買い揃えればUHD BDを再生できるようになります。

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Kaby Lake以降のパソコンならばOSはWindows 10でしょうから「Windows 10以上」は問題ありません。

「Intelマネジメントエンジンソフトウェア」はドライバーをインストールするだけです。

「HEVC-10ビット/AVCコーデック(GPU)」は「高度な保護オーディオ/ビデオ パス(GPU)」を満たすグラフィックスなら対応していますので問題ありません。

したがって、周辺機器としては「HDCP 2.2(GPU/ディスプレイ)」対応のディスプレイと「UHD-BD光学ディスクドライブ」ということになります。

 

ディスプレイ

4K解像度のディスプレイは多くの機種が発売されていますが、HDMI 2.0aに対応した機種を探すのは難しいかもしれません。

実際には対応していてもカタログ上はHDMI 2.0対応としか記されていないためです。

そのため、探す場合は、HDMI 2.0対応でHDR対応を謳っているディスプレイを探せばよいでしょう。HDMI 2.0とHDMI 2.0aの違いはHDRに対応しているか否かという点だからです。

UHD BDの再生においてHDRはオプションですが、これから買うならHDRに対応した製品の方がよいでしょう。

HDRにはAV業界で使われるHDR10、HDR10+などとPC業界で使われるHDR400、HDR600、HDR1000などがありますが、どれでもHDRに対応していることには変わりありませんので、予算と相談して決めてください。

なお、DisplayPortのHDR対応はDisplayPort 1.4ですので間違うことは無いでしょう。

HDMI 2.0、HDMI 2.0a、DisplayPort 1.4に対応していればHDCP 2.2にも対応していますので「HDCP 2.2(GPU/ディスプレイ)」は「対応」となります。

 

私は、PHILIPSの「328P6VUBREB/11」を購入しました。

(Amazon)

HDMI 2.0aが2系統、DisplayPort 1.4が1系統、USB Type-C経由のDisplayPortが1系統です。USB Type-C経由はいろいろと制限が多いので実質3系統です。

ソフトでいろいろ設定できるのですがHDMIよりDisplayPortからの方がより多くの設定が行えます。

スタンドが良くできており、画面を低くまで下げることができるので狭いところにも置けます。表示はムラもなく非常に明るくて綺麗です。音は、まあ、仕方ないですが。

31.5インチの場合、Windows 10での拡大率はデフォルトで150%に設定されます。

余談ですがUSB Type-Cは60WまでのUSB PDに対応しており、iPad Pro(3rd)は15V3A(45W)での急速充電が行えます。

 

UHD BDドライブ

UHD BDは1層33GBの2層または3層のBDXLです。ただしドライブがAACS 2.0に対応している必要があるため、従来のBDXLドライブでは再生できません。

UHD BD対応BDドライブは5インチベイの搭載するもの以外に、ポータブルのUSB3.0接続ドライブが発売されています。

最近のパソコンは光学ドライブを搭載できませんし、安価なのでポータブルタイプの方が良いでしょう。

私はソフトを持っていたので、ロジテックの「LBD-PUD6U3L」を購入しました。

(Amazon)

この製品はPowerDVDが付いていないのですが、CyberLink製品の15%OFFクーポンが付いています。CyberLinkメルマガなどの特価と合わせて使えるので最新のPowerDVDなどを非常に安価で購入できます。

 

UHD BD再生の実践

以上でUHD BDを再生するための条件は分かったと思います。

ここでは、Intel NUC NUC8i5BEHを使って説明します。

(Amazon)

Intel NUC NUC8i5BEHは、Coffee Lake世代のCore i5-8259Uを搭載したNUCで、グラフィックスはIntel Iris Plus Graphics 655です。メモリーは今回16GB搭載しています。

Intel Visual BIOSではIntel SGXを細かく設定できるのですが、UHD BDを再生する場合はデフォルトのままで構いません。

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ディスプレイとUHD BDドライブを接続してWindows 10を起動したら「設定」アプリの「システム」「ディスプレイ」で「HDRのゲームとアプリを使用する」を「オン」にします。

この設定はHDR対応のディスプレイ以外では表示されません。

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「ディスプレイの詳細設定」でもHDRになっていることを確認できます。

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ここまで設定したら「Ultra HD Blu-ray Advisor」を起動します。使用したのはこのバージョンです。

UHD-BD-Play-Environment-on-PC-2nd-54

「ULTRA HD Blu-ray」をクリックしてしばらくすると、このように再生環境が整っていることを確認できます。あとは実際にUHD BDを再生するだけです。

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もう一つの懸念点

UHD BDについては上記のとおりで問題はありません。

ただし、BS4K/8K放送が始まりました。そしてUHD BDレコーダーも発売されました。

しかし、現状ではBDXLにBS4K放送を録画する方式がSHARPとPanasonicで異なり、互換性もありません。

このような状況でPowerDVD 18は対応しているのかCyberLinkに問い合わせたところ、無料体験版を使って自分で確認するようにとの丸投げの回答でした。私はBS4K搭載UHD BDレコーダーを持っていませんのでPowerDVD 18で再生できるか確認できていません。

今後Sonyなどから発売されるものがどうなるのかも分かりませんので、PowerDVD 19が出ても対応している可能性は低いでしょう。

ただしソフト的な問題ですので、UHD BDを再生できるパソコンなら、今後、BS4Kを録画したBDXLも再生できるようになる可能性は高いでしょう。

 

まとめ

UHD BDの再生環境は非常にシビアです。

購入するパソコンを間違えると、後で何をやっても再生はできません。

BS4K放送が始まり、パソコンで4Kムービーを扱うことが増えることを考えると、新しくパソコンを買うならUHD BDの再生に対応できるパソコンを検討した方がよいでしょう。

サイバーリンク PowerDVD 18

Windows 10 初期設定時のプライバシー設定、バージョン1903の場合

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購入したWindows 10パソコンを設定する場合やクリーンインストールした場合に、最初に行うプライバシー設定について説明します。

ここではWindows 10 バージョン1903について説明します。

Windows 10 バージョン1809からの変更点

購入したWindows 10パソコンやクリーンインストールしたパソコンでは、最初に重要な項目だけ設定するプライバシー設定画面が表示されます。

ここではWindows 10 バージョン1903となる可能性が高いBuild 18362.30で説明します。

初期設定時のプライバシー設定についてWindows 10 バージョン1903では、Windows 10 バージョン1809から大きな変更はありません。

Windows 10 バージョン1809では日本語を大幅に修正していましたが、バージョン1903では更に言い回しを改めて分かりやすくしようとしているようです。

設定画面は従来通り7項目です。

大きな変更は20H1までは無いようですので、当面はこの画面から変更は無いでしょう。

Windows10-v1903-First-Privacy-Setting-01

 

推奨されるプライバシー設定

推奨する設定は、Microsoftが推奨する設定とはすべて反対のものになります。

Windows10-v1903-First-Privacy-Setting-03

このような設定とします。

オンライン音声認識 いいえ
デバイスの検索 いいえ
手描き入力とタイプ入力 いいえ
広告識別子 いいえ
位置情報 いいえ
診断データ 基本
エクスペリエンス調整 いいえ

 

現在地の地図を参照することが多いとか、Cortanaを有効利用したいなら必要な部分だけを「はい」にしてください。

Windows 10 バージョン1903からは「検索」と「Cortana」は分けられましたし、「Amazon Alexa」などもリリースされましたので、利用状況に合わせて調整してください。

これらの設定はプライバシー設定のごく一部でしかありません。ここで間違えて設定しても「設定」アプリの「プライバシー」から変更できます。

 

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詳細情報

「デバイスのプライバシー設定の選択」画面で「詳細情報」をクリックすると各項目の詳細を確認できます。

説明文のリンクは、セットアップ中にネットワークに接続していると「Microsoftのプライバシーに関する声明」の該当箇所が表示されます。

 

概要

「概要」には以下のように表示されます。

概要

Windowsを設定する際には、プライバシーに関連する設定を選択するようにMicrosoftから求められます。設定は、[スタ-ト]>[設定]でいつでも更新できます。

各設定によって収集されるデータの種類と使用方法を以下に示します。Microsoftが収集する個人データの種類と、収集されたデータがWindowsのご利用時にどのように使用されるのかについては、Microsoftのプライバシーに関する声明の全文をご確認ください(使用しているブラウザーウィンドウで「aka.ms/privacy」と入力してください)。収集されたデータは、Microsoftのプライバシーに関する声明の規定に従い、アメリカ合衆国およびその他の国に送信され、保存されます。

 

位置情報

LTE内蔵のパソコンも増えてきましたがごく一部です。

地図や交通系アプリを利用するならスマートフォンの方が多いでしょう。そのため不要な位置情報を提供する必要はありません。

自宅やパソコンを使っている位置を特定されては困る場合は、必ず「いいえ」にしてください。

ただし、位置情報を使う古いデスクトップアプリの中にはこの設定を確認しないアプリがありますので、できるだけMicrosoft Storeから提供されるUWPアプリを使うようにしてください。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「位置情報」には以下のように表示されます。

位置情報

デバイス位置情報の設定を有効にすると、タイムゾーンの自動設定やデバイスの検索など、特定のWindows機能が正しく機能するようになります。デバイス位置情報の設定が有効になっている場合、Microsoftの位置情報サービスは、全地球測位システム(GPS)、近隣のワイヤレスアクセスポイントや携帯電話基地局、IPアドレスの組み合わせを使用して、デバイスの位置を特定します。デバイスの位置を特定できる精度はデバイスの性能によって異なり、厳密に特定できる場合もあります。

デバイス位置情報の設定を有効にした場合は、デバイスで個人の特定が可能な情報をすべて除去した後で、匿名化された位置情報(あればワイヤレス アクセス ポイント、携帯電話基地局の情報、正確なGPS位置情報など)がデバイスからMicrosoftに送信されます。このように匿名化された位置情報のコピーは、Microsoftの位置情報サービスを向上するために使用されます。また、Microsoftの位置情報サービス プロバイダー パートナーによる位置情報サービス向上のために、このパートナーと共有されることもあります。現在のパートナーはHERE社(https://www.here.com/)です。

さらに、この設定を有効にすると、アプリで位置対応サービスを提供できるように、デバイスの位置情報と位置情報履歴の使用をアプリに許可されます。位置情報を認識するアプリまたはWindowsサービス/機能によってユーザーの位置情報が使用されると、位置情報と最近の位置情報履歴がユーザーのデバイスに保存されます。デバイスのセットアップ プロセスを完了した後で、ユーザーはデバイスの能力に応じてデバイスの正確な位置情報へのアクセスを特定のアプリに許可できます。この許可が行われない場合は、アプリに提供される位置情報の精度が低くなります

Microsoftアカウントでサインインしている場合に、位置情報履歴が有効になっていると、最後に認識された位置情報がクラウドにも保存され、デバイスを問わず同じMicrosoftアカウントを使用するアプリやサービスでその情報が利用可能になります。ユーザーがMicrosoftアカウントでサインインしていて、信頼性のある現在地情報をデバイスによって特定できない場合(建物内や地下にいるときなど)、アプリやサービスはクラウドに保存されている直近の位置情報を(利用可能であれば)位置情報履歴から取得して使用できます。

デバイスの位置情報を特定する方法には、位置情報の設定で直接管理されていない、いくつかの例外があります

デスクトップ アプリは、デバイスの位置情報の検出許可を個別に求めない特別な種類のアプリであり、位置情報を使用できるアプリを選ぶための一覧に表示されません。デスクトップ アプリは通常、インターネットからダウンロードするか、何らかの種類のメディア(CD、DVD、USB記憶装置など)を使ってインストールします。.EXEまたは.DLLファイルを使用して起動されます。(クラウドで実行される)Webベースのアプリとは異なり、デバイス上で実行されるのが普通です。

デバイスの位置情報の設定をオフにした場合も、サード パーティによる一部のアプリやサービスが、他のテクノロジ(Bluetooth、Wi-Fi、携帯電話モデムなど)を使用して、さまざまなレベルの精度でデバイスの位置情報を特定する可能性があります。Microsoftでは、Microsoft Store用アプリを開発するサード パーティのソフトウェア開発者や、Microsoftツールを使用してアプリを開発する開発者に対し、法的に必要な同意手続きによってユーザーがこれらのサード パーティ開発者に位置情報の特定を許可した場合を除き、Windows位置情報の設定に従うよう求めています。ただし、Windowsデバイスの位置情報設定がオフの場合にユーザーの位置情報がアプリまたはサービスによって特定されるリスクをさらに軽減するためには、信頼できるソースから入手したアプリやサービスのみをインストールしてください。さらに総合的に位置情報を保護するには、デバイスで無線ベースのコンポーネント(Wi-Fi、Bluetooth、携帯電話モデム、GPSコンポーネントなど)を無効にすることを検討してください。これらはアプリによって、ユーザーの正確な位置情報を特定するために使用される可能性があります。ただしこれらを無効にすると、通話(緊急通信を含む)、メッセージング、インターネット接続や、ヘッドホンのような周辺機器への接続など、他のエクスペリエンスも損なわれます。インストールしたアプリやサービスによってデバイスの位置情報がどのように使用されるかについて詳しくは、そのアプリやサービスのプライバシー ポリシーをご覧ください。

ユーザーが非常時に緊急電話をかけたときには支援を得ることができるように、Windowsはユーザーの位置情報設定に関係なく、ユーザーの正確な位置情報の特定と共有を試みます。また、デバイスにSIMカードが挿入されている場合や他の方法で携帯電話サービスが使用されている場合は、携帯電話会社もデバイスの位置情報にアクセスできます。

[スタート]>[設定]>[プライバシー]>[位置情報]では、いつでも位置情報の設定を無効にし、位置情報と位置情報履歴にどのアプリからアクセスできるかを制御して、デバイスの位置情報履歴を消去できます。位置情報について詳しくは、こちらをご覧ください

 

デバイスの検索

パソコンを紛失した場合に便利な機能です。ただしLTE内蔵のパソコンでないかぎりあまり意味は無いでしょう。

LTE内蔵パソコンでないなら「いいえ」にしておいた方がよいでしょう。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「デバイスの検索」には以下のように表示されます。

デバイスの検索

[デバイスの検索]は、デバイスの位置情報データを使って、デバイスを紛夫した際にデバイスを発見できるようにします。[デバイスの検索]を使うと、Windowsポータブルデバイス(ノートPCやタブレットなど)の管理者がaccount.microsoft.com/devicesからそのデバイスの位置を検索できます。管理者がこの機能を使うには、デバイスの位置情報設定を有効にし、Microsoftアカウントを使ってWindowsにログインする必要があります。管理者は、他のユーザーがすべてのアプリに対して位置情報へのアクセスを拒否した場合でもこの機能を使用できます。管理者がデバイスを見つけようとした場合、ユーザーの通知領域に通知が表示されます。

この設定は、[スタ-ト]>[設定]>[更新とセキュリティ]>[デバイスの検索]でいつでもオフにできます。デバイスの検索について詳しくは、こちらをご覧ください

 

オンライン音声認識

Windows 10では「Cortana」の他にもMicrosoft Officeでは「Cortana」のエンジンを使った音声入力が行えます。

それらを使わないなら「いいえ」にしておいてください。

ただし、「Cortana」は使わないが「Amazon Alexa」は使うという場合は、ここでは「いいえ」としておき、セットアップ完了後に「設定」アプリの「プライバシー」「マイク」から「Amazon Alexa」を「オン」にしてください。

ここで設定する「オンライン音声認識」はMicrosoftのオンライン音声認識き関わる項目であり、サードパーティのオンライン音声認識とは別です。

注意すべき点は「Cortana」を使うと固有名詞もすべてMicrosoftに送ることになります。音声だけでなく認識されたテキストも保存されます。そして「Cortana」はアプリからも使えるためプライバシーの扱いは個々のアプリに委ねられることになります。

また、クラウドベースの「オンライン音声認識」は、常にマイクがオンになっていることの危険性を理解したうえで利用してください。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「オンライン音声認識」には以下のように表示されます。

オンライン音声認識

Windowsでは、デバイスベースの音声認識機能(Windows音声認識アプリで利用可能)とオンラインの音声認識サービス(Cortanaが利用可能な地域で利用可能)の両方が提供されています。音声認識で現在サポートされている言語と地域については、お使いのブラウザーまたは検索バーで「Cortanaの地域と言語」を検索してください。

オンライン音声認識設定をオンにすると、Windowsクラウドベースの音声認識サービスを使用できます。このサービスは、Cortana、Mixed Realityポータル、ソフトウェア キーボードからのWindowsでのディクテーション、サポートされているMicrosoft Storeアプリのほか、今後はWindowsの他の部分でも使用されます。Windowsオンライン音声認識サービスを使用するときには、ユーザーの音声録音がMicrosoftによって収集および使用され、音声データに格納されている音声(話した言葉)単語のテキスト変換が作成されます。オンライン音声認識サービスであらゆるユーザーの音声を正しく認識する能力を向上するために、音声データが総体的に使用されます。

Microsoftに音声データを送信せずに、デバイス ベースの音声認識を使用することもできます。ただし、認識機能はWindowsクラウドベースの音声認識サービスの方が、デバイス ベースの音声認識より強力です、オンライン音声認識をオフにした場合、クラウドに依存せずデバイスベースの認識のみを使用する音声認識サービス(ナレーター アプリやWindows音声認識アプリなど)は動作し、Microsoftによる音声データ収集は行われません。

オンライン音声認識は、[スタート]>[設定]>[プライバシー]>[音声認識]でいつでもオフにできます。後でカレンダーや連絡先データなどの情報へのアクセスをCortanaに許可した場合、自分にとって使いやすくなるよう音声認識工クスペリエンスをカスタマイズすることもできます。オンライン音声認識について詳しくは、こちらをご覧ください

 

診断

診断で選べるのは「完全」と「基本」だけです。全く診断を送らない設定は企業向けのWindows 10でしか選べません。そのため「基本」にしても多くの情報がMicrosoftによって収集されます。

一般企業では組織のポリシーで「基本」に設定されるでしょうが、IT部門が無い会社などでは注意が必要です。

説明にある「問題の発生時に使用していたファイルの一部が意図せす含められる場合があります」という記述は、個人を特定されなくともNDA(秘密保持契約)に抵触する可能性があります。

「診断」に関する説明は膨大で詳細に説明されているのですが、ユーザーにはデメリットしかありませんので、必ず「基本」に設定してください

詳細な情報はこちらを参照してください。

「診断」には以下のように表示されます。

診断

診断データには、[基本]と[完全]の2つのレベルがあります。Microsoftでは、以下で詳しく説明するように、Windowsを安全かつ最新の状態に保つため、問題をトラブルシューティングするため、および製品の機能強化を行うために、診断データを利用します。どれを選んでも、デバイスはセキュリティで保護され、正常に動作します。このデータはMicrosoftに送信され、固有の識別子と共に保存されます。これらの識別子によって、ユーザーやデバイスを認識し、デバイスのサービス問題および使用パターンを理解します。

[基本]診断データは、デバイス、その設定と機能、正常に機能しているかどうかに関する情報です。これは、デバイスの信頼性、セキュリティ、正常な動作を保つのに最小限必要な診断データです。

[完全]診断データには、[基本]で収集されるすべてのデータに加えて、問覧したWebサイト、アプリや機能の使い方に関する情報、デバイスの正常性に関する追加情報、デバイスのアクティビティ、高度なエラーレポートが含まれます。[完全]では、システムやアプリがクラッシュしたときのデバイスのメモリの状態もMicrosoftによって収集されます(この中には、問題の発生時に使用していたファイルの一部が意図せず含められる場合があります)。[基本]レベルの診断を選んだ場合でもデバイスは安全かつ正常に動作しますが、[完全]で収集される追加情報により、Microsoftが問題を特定して修正し、Windowsをご利用のすべてのお客様のメリットとなる製品強化を行いやすくなります。

診断データ設定を[完全]に設定した場合でも、前述のデータの一部がデバイスから収集されないことがあります。Microsoftでは、[完全]レベルのデータの一部を限られたデバイス(サンプル)からのみ収集することで、すべてのデバイスから収集するデータの量を最小限に抑えています。診断データ ビューアー ツールを実行することで、お使いのデバイスがサンプルに含まれているかどうかと、デバイスからどのようなデータが収集されているかを示すアイコンを表示できます。診断データ ビューアー ツールをダウンロードする手順については、[スタート]>[設定]>[プライバシー]>[フィードバックと診断]をご覧ください。

Windows診断で収集される特定のデータ項目は、記載された目的で必要なデータをMicrosoftが柔軟に収集できるようにするため変更される可能性があります。たとえば、Microsoftがユーザーのコンピューター利用体験に影響を与える最新のパフォーマンスの問題をトラブルシューティングしたり、新たに販売されるWindows 10デバイスを更新したりできるようにするため、Microsoftが以前に収集していなかったデータ項目を必要とする可能性があります。両方のレベルの診断で収集されるデータ タイプの最新の一覧については、https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=865126 をご覧ください。[基本]で収集されるデータの最新の一覧については、https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=865125 をご覧ください。

Microsoftでは、[基本]診断データを使ってWindowsデバイスを最新の状態に保ちます。以下の情報が使用されます。

デバイスで発生している問題を更新プロセスで修正できるかどうかを判断するのに役立つ基本的なエラー情報。

デバイスが次のオペレーティング システムやアプリのリリースに対応していて互換性があるかどうか、および更新可能かどうかを調べるのに役立つ、デバイスとその設定および機能に関する情報(デバイスにインストールされているアプリケーションやドライバーなど)。

デバイスの更新プロセスがダウンロード、インストール前、インストール後、再起動後、セットアップの各段階を順調に進んでいるかどうかを調べるのに役立つ、更新プロセス自体からのログ情報。

更新の展開が成功したかどうかを評価し、更新の成功と失敗に関連するデバイスの特性(ハードウェア、周辺機器、設定、アプリケーションなど)を調べるのに役立つ、すべてのWindowsデバイスにおける更新のパフォーマンスに関するデータ。

アップグレードに矢敗したデバイスとその理由について、同じアップグレードを再度提供するかどうかを判断するのに役立つデータ。

どちらのレベルの診断データ([基本]と[完全])も、Windowsと関連する製品やサービスの信頼性とセキュリティを保つために問題をトラブルシューティングする目的で使用されます。

Microsoftが[基本]データを使用する目的は次のとおりです。

お客様が使用している膨大な数のハードウェア、システム、ソフトウェアの組み合わせを把握する。

特定のハードウェア、システム、ソフトウェアの組み合わせに基づいて問題を分析し、特定または限定された一連のデバイスのどこで問題が発生しているかを特定する。

アプリやプロセスでパフォーマンスの問題(アプリのクラッラュやハングなど)が発生しているかどうか、またデバイスでクラッシュダンプファイルがいつ作成されているか(クラッシュダンプ自体は[完全]で収集されます)を特定する。

診断送信システム自体の有効性を理解し、問題を修正する。

Microsoftでは、[完全]で収集される追加データを、問題をより早く特定および修正するために使用します。以下の情報が使用されます。

問題の原因となったアプリでユーザーが行っていた操作と、デバイスで実行されている他のアプリやプロセスの影響についてわかることを理解するのに役立つ、アプリのアクティビティに関する情報。

アプリケーションのパフォーマンスの問題に関して収集するデータについて理解し、修正するのに役立つ、デバイスの正常性に関する情報(バッテリ レベルや入力に対するアプリケーションの反応速度など)。

工ラーやクラッシュが発生した特定の条件に関連するデータを理解するのに役立つ、高度なエラー レポートやクラッシュ ダンプに含まれる情報。

[基本]レベルの診断データは、Windowsを強化する目的で使用されます。また、[完全]レベルの診断データは、Windowsと関連する製品やサービスを強化する目的で使用されます。

Microsoftでは、[基本]データを、Windowsデバイスの最新かつ安全な状態の確保、問題解決、アクセシビリティ、信頼性、パフォーマンス、既存のWindows機能の強化、アプリやドライバーおよび他のユーティリティの互換性、プライバシー、エネルギー効率に関連した製品向上を目的として使います。

Microsoftでは、[基本]データを以下の目的で使用します。

お客様のデバイス、周辺機器、および設定(とその構成)に関する情報は、Windows 10をご利用の多くのお客様に最も大きいプラスの効果をもたらす機能強化を判断するために、製品向上に優先順位を付ける目的で使用されます。

デバイスにインストールされているアプリに関する情報は、人気のアプリのアプリ互換性テストと機能強化に優先順位を付けるために使用されます。

[完全]で収集される追加データは、Windowsと関連する製品やサービスにとってより有用な機能強化を実現するために使用されます。

アプリのアクティビティ情報は、アプリ互換性テストに優先順位を付け、最も利用されているアプリや機能の強化を行うのに役立ちます。

デバイスの特性、構成、アプリのアクティビティがデバイスの正常性に与える影響に関する情報(バッテリー残量など)は、分析を行って、Windowsデバイスのパフォーマンスを高める変更を加えるために使用されます。

Microsoftブラウザーでの閲覧履歴に関する統計情報は、より効果的な検索結果を提供できるようBingの検索アルゴリズムの調整に使用されます。

別の[診断データを使用して工クスペリエンスをカスタマイズする]設定(下記参照)でユーザーが許可した場合を除き、ユーザーにパーソナライズされた工クスペリエンスを提供したり、製品やサービスを宣伝したりするためにWindowsの診断データが使用されることはありません。

診断データの収集レベルは、[スタート]>[設定]>[プライバシー]>[診断 & フィードバック]でいつでも調整できます。診断データについて詳しくは、こちらをご覧ください

 

手描き入力とタイプ入力を改善する

「手描き入力」の改善とはタブレットなどキーボードが無いデバイスでフリーハンドで描いた文字の認識制度を上げることが目的です。

これらは、将来的に精度が向上するということで、直近での恩恵はありません。

通常は「いいえ」としてください。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「手描き入力とタイプ入力を改善する」には以下のように表示されます。

手描き入力とタイプ入力を改善する

手描き入力およびタイピング入力の認識を強化するための診断データをMicrosoftに送信することを選択した場合、Microsoftでは、Windowsユーザーが利用している多くの言語における手書き認識、オートコンプリート、次の単語の予測、スペル修正などの機能を強化するために、入力または手描き入力したコンテンツのサンプルを収集します。Microsoftが手描き入力およびタイピング入力の診断データを収集すると、小さいサンプルに分割され、元の内容の再構築やユーザーとの関連付けにつながるような一意の識別子、シーケンス情報、その他のデータ(名前、メールアドレス、数値など)は、処理によって取り除かれます。

この設定は、[スタート]>[設定]>[プライバシー]>[診断 & フィードバック]でいつでもオフにできます。手描き入力およびタイピング入力のデータについて詳しくは、こちらをご覧ください

 

診断データを使用してエクスペリエンスをカスタマイズする

Microsoftの言う「エクスペリエンス」はWindows 10が持つ機能を提案することで、既に自分の使いやすい環境があるなら、余計なお世話でしかありません。

この提案をカスタマイズするために診断データは使われます。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「診断データを使用して工クスペリエンスをカスタマイズする」には以下のように表示されます。

診断データを使用して工クスペリエンスをカスタマイズする

工クスペリエンスのカスタマイズをオンにすることを選択した場合、ユーザーの二ーズに応じてMicrosoftの製品やサービスを強化するため、Windows診断データ(選択内容に応じて[基本]または[完全])を使用してカスタマイズされたヒント、広告、推奨事項が表示されます。診断データ設定で[基本]を選択した場合、デバイス、その設定と機能、正常に動作しているかどうかに関する情報に基づいてカスタマイズが行われます。[完全]を選択した場合、閲覧したWebサイト、アプリや機能の使い方に関する情報、デバイスの正常性に関する追加情報に基づいてもカスタマイズが行われます。ユーザーが[完全]を選択した場合に受け取ったクラッシュ ダンプ、音声、タイピング入力、手描き入力データの内容はカスタマイズに使用されません。

工クスペリエンスのカスタマイズには、Windowsのカスタマイズおよび最適化に関する提案と、Windowsの工クスペリエンスに役立つMicrosoftやサード パーティの製品とサービス、機能、アプリ、ハードウェアに関する広告と提案が含まれます。たとえば、デバイスを最大限に活用できるように、ユーザーが知らない可能性のある機能や新機能について、情報が表示されます。Windowsデバイスに問題が発生している場合は、ソリューションが提案されることもあります。ロック画面を写真でカスタマイズする、好きな種類の写真をもっと表示する、好きでない種類の写真を表示しないようにする、などの機会を提示されることもあります。ブラウザーで動画をストリーミングしている場合、より効率的なストリーミングが可能なMicrosoft Storeアプリが推奨されることもあります。または、ハードドライプの領域が不足している場合は、WindowsからOneDriveを試してみるように推奨されたり、ハードウェア容量を追加購入するように推奨されることもあります。

この設定は、[スタート]>[設定]>[プライバシー]>[診断 & フィードバック]でいつでもオフにできます。診断データを使用した工クスペリエンスのカスタマイズの詳細については、こちらをご覧ください

 

広告識別子

広告識別子の説明はより分かりやすく書き換えられました。

ここで扱われる広告識別子はWeb広告ではなく、Microsoft Storeから提供されるUWPアプリやWindows 10自体に表示される広告を、ユーザー向けにカスタマイズするために使用されます。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「広告識別子」には以下のように表示されます。

広告識別子

Windowsでは、デバイスを使用するユーザーごとに一意の広告識別子が作成されます。アプリ開発会社や広告ネットワークでは、より関連性の高い広告をアプリで提供するなど独自の目的で、この広告識別子を使用できます。広告識別子の使用が有効になっている場合、アプリは広告識別子にアクセスして使用することができます。これは、Cookieに保存された一意の識別子にWebサイトがアクセスして使用するしくみとほぼ同じです。アプリ開発者(およびアプリ開発者が利用する広告ネットワーク)は、収集したユーザーに関する個人データを広告識別子に関連付け、その個人データを使ってユーザーに関連性の高い広告を表示するなど、アプリ全体にわたってカスタマイズされた工クスペリエンスを提供することができます。

広告識別子の設定は、Windows広告識別子を使用するWindowsアプリに適用されます。広告識別子の設定は、Microsoftまたはサードパーティによって提供される興味に基づく広告の他の手法(Webサイトで興味に基づく表示広告の提供に使用されるCookieなど)には適用されません。Windowsでアクセスまたはインストールするサード パーティ製品では、独自のプライバシー ポリシーに従い、興味に基づく他の形式の広告が提供される場合もあります。Microsoftでは、直接またはサード パーティの広告プロバイダーとの提携により、特定のMicrosoft製品で興味に基づく他の形式の広告を提供しています。Microsoftによるその他の興味に基づく広告については、こちらをクリックしてください。

Windowsの広告識別子の設定は、[スタート]>[設定]>[プライバシー]でいつでもオフにできます。広告識別子をオフにすると、ユーザーの興味を引かない、関連性の低い広告が表示される可能性がありますが、表示される広告の数は変わりません。オンに戻すと広告識別子がリセットされます。広告識別子について詳しくは、こちらをご覧ください

 

Windows Defender SmartScreen

Microsoftが提供するクラウドベースのWindows 10用セキュリティサービスがWindows Defender SmartScreenです。

サードパーティ製セキュリティソフトを使うなら不要ですが、初期設定では設定を変更することはできません。

詳細な情報はこちらを参照してください。

「Windows Defender SmartScreen」には以下のように表示されます。

Windows Defender SmartScreen

Windows Defender SmartScreenは、ユーザーが閲覧するWebサイトやダウンロードするファイルに関するデータをMicrosoftに送信し、必要に応じて警告を送り、このデバイスを使用しているユーザーを危険なWebコンテンツや悪意のあるソフトウェアから守ります。Microsoftのサービスおよびサード パーティのサービスの使用時にユーザーを保護できるように、Windows Defender SmartScreenは既定でオンに設定されています。

Windows Defender SmartScreenは、[スタート]>[Windows Defender セキュリティ センター]>[アプリとブラウザーの制御]でいつでもオフにできます。Windows Defender SmartScreenについて詳しくは、こちらをご覧ください

 

まとめ

Windows 10 バージョン1809からの変更はありません。

Windows 10 バージョン1903ではプライバシーにかかわる新しい機能は追加されていませんので従来通りに設定してください。

Windows 10 バージョン1903がほぼ完成、一般配信開始は5月下旬

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Windows 10 バージョン1903がほぼ完成したとのことです。

ほぼというのはMicrosoftとしては完成したと思っているのですが、1か月以上の一般評価期間で確認を行わせるためです。

Windows 10 バージョン1903が完成

Windows 10 Insider Preview Build 18362.1は2019年3月20日にFast ringに向けて配信されました。

その後、3月22日にSlow ringに向けても配信されたのですが問題が発覚し、4月4日に修正版であるBuild 18362.30がFast ring、Slow ringに向けて配信されました。

Windows10-v1903-build-is-completed-01

そして4月8日に同じBuild 18362.30はRelease Preview ringに向けて配信されました。

Release Preview ringに向けて配信されたということは、Microsoftとしては完成したと思っていることになります。

今すぐモルモットになりたいという方は、上記の記事に方法が書かれています。

ただ、ISOはBuild 18343までしか配布されていませんので、クリーンインストール時の問題を確認できません。

 

一般配信は5月下旬

今まで通りだと、ここから3週間程度で一般配信となりますが、Windows 10 バージョン1903は「May 2019 Update」という名称から分かるように5月の一般配信となります。

「April 2018 Update」のように名称どおりに4月に間に合わすために4月30日に一般配信したり、「October 2018 Update」のようにSurfaceの発表に合わせるためにRelease Preview ringへの配信を飛ばしたりは、今回はしないようです。

こちらの記事によると、

一般配信は5月下旬となるようです。

I’m pleased to announce that the Windows 10 May 2019 Update will start to be available next week in the Release Preview Ring for those in the Windows Insider Program. We will begin broader availability in late May for commercial customers, users who choose the new May 2019 Update for their Windows 10 PC via “check for updates,” and customers whose devices are nearing the end of support on a given release.

 

理由はWindows 10 バージョン1809で発生させてしまった重大なバグに対する反省とのことです。

ただし、今回も名称に「May」と付けていますので5月中に修正できないような大きなバグが見つかった場合、6月までずらすかどうかは分かりません。

 

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「セキュリティ更新」と「機能更新」を分離

Windows 10 バージョン1903の一般配信以降、Windows Updateの表示が変わります。

Download and install now option provides users a separate control to initiate the installation of a feature update on eligible devices with no known key blocking compatibility issues. Users can still “Check for updates” to get monthly quality and security updates. Windows will automatically initiate a new feature update if the version of Windows 10 is nearing end of support. We may notify you when a feature update is available and ready for your machine. All Windows 10 devices with a supported version will continue to automatically receive the monthly updates. This new “download and install” option will also be available for our most popular versions of Windows 10, versions 1803 and 1809, by late May.

 

「セキュリティ更新」は従来通り自動で適用されますが、「機能更新」に関しては更新名と説明が表示され、「ダウンロードとインストール」というリンクをクリックしないとインストールされません。

ここでいう「機能更新」とは大型アップデートのことです。

ただし、この機能が使えるのはWindows 10 バージョン1803以降です。バージョン1803以降でも、一般ユーザーにおけるサポート期限の18か月に近づくと従来通り自動でインストールされるそうです。

「ダウンロードとインストール」をクリックしなければインストールされないなら無視し続ければよいように思えるのですが、いつ勝手にインストールを始めるのかハッキリしません。これは35日の延期とは別だからです。

 

「35日延期」の幻想

Windows 10 バージョン1903からはWindows 10 Homeでも大型アップデートを含むすべての更新プログラムの適用を最大35日延期できるようになります。

これは多くのニュースサイトで噂されていたことですが、重要なのはWindows 10 バージョン1903「から」であって、Windows 10 バージョン1903「に対して」ではないことです。

Microsoftの記事にはこうあります。

Additional improvements to put users more in control of updates that are being introduced with the May 2019 Update include:

 

「ユーザーが更新をコントロールできるようする追加の改善はMay 2019 Updateに含まれている」と。

この項目の中に35日(1回につき7日、最大5回)の延期があります。

Extended ability to pause updates for both feature and monthly updates. This extension ability is for all editions of Windows 10, including Home. Based on user feedback we know that any update can come at an inconvenient time, such as when a PC is needed for a big presentation. So, we’re making it possible for all users to pause both feature and monthly updates for up to 35 days (seven days at a time, up to five times). Once the 35-day pause period is reached, users will need to update their device before pausing again.

 

結局、Windows 10 Homeはバージョン1903まで上げないと、人柱からは解放されないことになります。

サイトのアクセス状況を見ていると、最近になってWindows 10 バージョン1803に上げている人が多いようです。35日延期の恩恵を受ける人が増えるのは1年後になるかもしれません。

 

結局変わらない品質の重点

ブログの記事にはこうあります。

Expanded focus on quality

Quality is extremely important to us. While we are always making investments in how we approach and improve quality, I’d like to highlight several specific improvements we are making with the May 2019 Update.

 

単一バージョンの品質を高めるのは良いことです。ただし、古いバージョンは品質が低いという考えは変わっていません。

35日更新を延期するとアップデートしない限り、以後、延期できなくなります。(Windows 10 Homeの場合)

すなわち、更新の配信後35日以上経過したバージョンは品質が低いと判断されアップデート対象とされることに変わりはありません。

Windows 10 バージョン1903以上にアップデートすれば、バージョン1909以降で起きる配信直後のバグに巻き込まれることは少なくなるでしょう。

しかし、それも35日まで。以前のバージョンを使い続けることはサポート期限に関係なく認めないつもりのようです。

 

まとめ

5月連休にクリーンインストールや新しいPCの組み立てを計画していた人は予定が狂ってしまったでしょう。

10月配信予定のWindows 10 バージョン1909は機能追加は無く不具合修正版となりそうなので、それまで待った方がよいかもしれません。

まあ、連休明けから大型アップデートの対応で仕事にならないという事態は避けられるので、その点は助かるという人も居るかもしれません。

Windows 10パソコンが何か遅いと感じた時、原因は……

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Windows 10パソコンを使っていて何か遅いと感じました。

以前はそんなことは無かったのに何故かと調べたところ、外的要因による思ってもいなかった問題が発生していました。

パソコンが遅い

昨年の初め頃、ブログの記事を書いていたところ何かパソコンが遅く感じられました。

ソフトの問題かと思ってタスクマネージャーを見てみたところ、ブラウザーだけで数十パーセントもCPUを食っていました。

ブラウザーにはニュースサイトの記事を表示させているだけで、特に表示が動いてるなど変化は見られませんでした。

しかし、ブラウザーを閉じるとCPUも落ち着き、遅く感じることもなくなりました。

ブログの記事を書くときは調べ物をしながら書くので関連するページを開いたままにしておくのですが、これまではこんな現象は起きたことがありませんでした。

念のために、同じページを開き直したり、パソコンを再起動したりしてみましたが、そのページを開くと、必ずCPUを数十パーセントも食っていました。

 

原因はWebページの作り方の変化

昔は光回線も普及しておらず、Wi-Fiも有線LANより遅い状況でした。また、パソコンもWindows 7世代のパソコンから置き換えが進んでおらず、スクリプトを多用したWebページを表示するにはややパワー不足でした。

そしてWebページは、できるだけ早く表示させないとユーザーは記事も読まず別のサイトに行ってしまいます。そのためWebページに仕込む広告や解析手段は軽くする必要がありました。

ところが光回線の普及やv6プラスなどの高速化対策が進み、Wi-Fiも11acが普及したことで有線LANを超えるスピードにまで高速化されました。そしてWindows 10へのアップデートに失敗して使えなくなったWindows 7パソコンの買い替えなどが進み、Webページを高速に表示できる状況が整いました。

ユーザーがサイトにアクセスすると、サイト側はページが表示されるまでの時間やWindowsのバージョンなど多くの情報が収集しており、もうそろそろWebページに仕込む広告や解析手段を増やしても問題は少ないと判断したのでしょう。

その結果、例えばこちらの記事だと広告が8個、関連記事が66個、関連記事に見せかけた広告が31個も表示されました。

 

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これまでパソコンに必要だった性能

では、遅いと感じたパソコンをどう選定したかですが、初めてパソコンを買う場合、どの程度の性能が必要なのか分からないと思います。

そこで量販店などで店員に聞くと昔は「インターネットを見たり、メールのやり取り程度ならこのぐらいのパソコンで十分ですよ」とPentiumやCeleron、Atomが搭載されたパソコンを勧められました。

もちろん店員はその時売りたいパソコンによっては「インターネットを見たり、メールのやり取り程度でも最低このぐらいのパソコンは必要ですね」とCore i7が搭載されたパソコンを勧めてくる場合もあります。

ただ、今までは私の感覚としてPentiumやCeleronでも性能が向上していますので、一般的な事務作業程度なら十分使えると思えました。

実際、ブログの記事を書くために使っているパソコンもIntel NUCというキットですがPentiumやCeleronを搭載したものを4回ほど買い替えながら使ってきて、何も問題は感じませんでした。

ところが、昨年初めになって急に遅く感じるようになったのです。

 

CeleronパソコンでのWebページの負荷

遅いと感じた当時使っていたのはIntel NUC NUC6CAYHでCPUはCeleron J3455です。

このパソコンで、こちらの記事を

Internet Explorer(以下IE)で表示した場合のCPUの使用率は23.8%です。

Cause-you-feel-Windows10-PC-is-slow-01

そして更に下記の記事を

タブで開いた場合のCPUの使用率は90.2%です。

これらはページを表示し終わった段階で見かけ上は何も動いていません。

Cause-you-feel-Windows10-PC-is-slow-02

ここでIEの追跡防止を有効にすると

Cause-you-feel-Windows10-PC-is-slow-03

ここまで下がりました。

Cause-you-feel-Windows10-PC-is-slow-04

追跡防止はIEだけの機能ですし、細かく設定しないと不具合の出るサイトもありますので、この機能に頼ることもできません。

そもそもIEなどを使っているからではないかという意見もあると思います。

Firefoxで同様に4つの記事を表示させた場合はこのようになります。Firefoxでは表示されていないタブはスクリプトを止めているようです。

Cause-you-feel-Windows10-PC-is-slow-05

 

Webページが重くなる問題への対策

現状はニュースサイトなど広告収入で運営しているサイトのWebページは重くなっているようです。私が良く見ているImpressやITmediaのサイトは顕著です。

通販サイトではヨドバシドットコムなどはまだ軽いですがAmazonは結構重くなってきています。今後は更に重くなることが予想されます。

実際のところ、重くなっているのはWebページだけではなくWindows 10自体も重くなっている気がします。

先日行われたWindows Insider Meetup 2019でMicrosoftの方にお聞きしたところ、Windows 10については診断情報からユーザー環境を詳細に把握しているため、それに見合った負荷に変えていっている可能性もあるとのことでした。

このような状況で考えられる対策は2通りです。

 

1.軽いソフトを使う

IEなどを使わず、FirefoxやEdgeなど処理速度の速いソフトを使えば、当面は問題無く使えます。

Officeソフトやメールソフトが重ければ同様に軽いソフトに移行します。Windows 10自体が遅ければ、不要なサービスを止めるなどして自分の使っているソフトのCPU使用率を上げるようにします。

これらは一般的によく知られている遅いパソコンを延命させるための方法です。

ただし、IEは互換性の問題からFirefoxやEdgeに移行できないという場合も多いようです。

 

2.パソコンを買い替える

当たり前ですが、Windows 10を走らせるならWindows 10に最適化されたパソコンを使うべきです。CPUについても同様です。

私はIntel NUCを使い続けていますが、だいたい新しいシリーズが出ると買い替えています。理由は古くなりすぎると処分できなくなるからです。

昨年もNUC7PJYHというPentium Silver搭載のIntel NUCが発売されたので買い替えるつもりだったのですが、上記の問題が発覚したためNUC7PJYHへの移行は断念しました。NUC6CAYHに対してNUC7PJYHの性能向上は30%程度だったためです。

もっと性能を向上させる必要があるため、その時に噂のあったNUC8i5BEHに移行することに決めました。しかし発売が秋にずれ込み、結局移行できたのは年末になってしまいました。

NUC6CAYHで表示させた記事をNUC8i5BEHで表示させると、1記事の場合のCPU使用率は4.8%、

Cause-you-feel-Windows10-PC-is-slow-06

4記事の場合でも6.9%にまで下がっています。

Cause-you-feel-Windows10-PC-is-slow-07

Celeron J3455からCore i5-8259UとCPUの性能が上がっているので当然ですが、CPUが変わるだけでこれだけ性能に違いが出るということです。

したがって、買い替える場合はCore m/i3/i5以上を積んだパソコンにしてください。これはアウトレットなどで買う場合の注意です。

新品の場合は、これらを積んだパソコンが殆どなので間違ってCeleronやPentiumを積んだパソコンを買うことは少ないでしょう。

パソコンメーカーがわざとCore i5/i7という高性能なCPUを搭載したパソコンしかつくっていないためです。

Webサイトが重くなっていく傾向と、それを感じさせないようにパソコンの性能を底上げしている状況は、業界ぐるみで何か企んでいるようにも感じられます。

 

まとめ

実際にCeleronマシンからCore i5マシンに移行して違いをハッキリと感じられました。

確かにPentiumもCeleronも昔に比べて性能が向上しています。しかし、WebサイトやWindows 10はそれ以上の負荷をかけてきています。少なくともCore m、できればCore i5以上のパソコンを購入するようにしてください。

今後は新製品でもSurface GoのようにPentiumやCeleronを搭載したパソコンは買わないようにしてください。買ってよいのは遅いことを理解している人だけです。


最大35日間のWindows Update停止、Windows 10 バージョン1903の新機能

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Windows 10 バージョン1903ではWindows Updateを最大35日停止する機能が搭載されます。

Windows 10 Proには以前から搭載されていたものですが、Windows 10 バージョン1903にバージョンアップすればWindows 10 Homeでも使えるようになります。

Windows Updateの問題

Windows 10を使っている人には既にお馴染みの問題であり、Windows 7/8.1を使っている人も噂には聞いたことがあるでしょう。

Microsoftはセキュリティに関する重要な品質更新プログラムに混ぜて、余計な機能更新プログラムも一緒に配信するようになりました。

しかし配信される更新プログラムをユーザーの判断で止めてしまうと、パソコンが危険な状態になる可能性があります。

そのためMicrosoftは多くの一般ユーザーが使うWindows 10 Homeでは更新プログラムの適用を止める手段を削除して、配信されるすべての更新プログラムを適用するようにしました。

この変更により、更新プログラムとして配信される大型アップデートも容赦なく適用され、パソコンの環境を壊されたり、周辺機器が使えなくなったり、最悪、パソコンが立ち上がらなくなることもありました。

 

しかし、昨年配信されたWindows 10 バージョン1809ではアップデート時にユーザーのファイルを消すという大きなバグを発生させてしまいました。

今回、その反省も含めてWindows 10 バージョン1903にはWindows 10 Homeにも更新プログラムの適用を一時停止する機能を搭載するようです。

本当のところは、大きなバグの影響で新しいバージョンへのバージョンアップが進んでいないため、Windows 10 バージョン1903に大きな「旨味」を持たせることで一気にバージョンアップを進める意図のようです。

 

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従来のWindows Updateの一時停止機能(従来のProのみ)

Windows 10 ProにはいくつかのWindows Updateの一時停止機能があります。

機能更新プログラムと品質更新プログラムとを別々に延期させることで大型アップデートの適用を最大365日延期できます。

もうひとつ、簡単に35日停止させる方法もあります。

これはWindows 10 Pro バージョン1809の画面です。

Windows10-v1903-extended-ability-to-pause-updates-01

「更新の一時停止」という項目を「オン」にすることで更新を35日間停止することができます。

細かな期間は設定できず停止する必要がなくなったならば「オフ」にします。

Windows 10 バージョン1903に搭載されるのはこの機能が進化したものです。

 

Windows 10 バージョン1903の更新の35日間停止機能

Windows 10 バージョン1903には従来Windows 10 Proに搭載されていた更新の35日間停止機能が、簡単に細かく設定できるようになってWindows 10 Homeにも搭載されます

以下、Windows 10 Proの画面で説明しますがWindows 10 Homeにも同様の設定があります。

これはWindows 10 バージョン1903のWindows Update画面です。

こちらの「更新を7日間一時停止」という部分は、

Windows10-v1903-extended-ability-to-pause-updates-02

「詳細オプション」画面の「更新の一時停止」という部分と連動しています。

Windows10-v1903-extended-ability-to-pause-updates-03

「更新を7日間一時停止」では1週間単位で簡単に一時停止、「更新の一時停止」では日付を指定して細かく停止期間を設定することができます。

Windows10-v1903-extended-ability-to-pause-updates-04

 

一時停止の手順

大型アップデートがリリースされたというニュースを聞いて、今はアップデートしたくないと思ったら、「設定」アプリの「更新とセキュリティ」「Windows Update」を開き、「更新を7日間一時停止」をクリックします

Windows10-v1903-extended-ability-to-pause-updates-11

このように表示が変わり更新が再開される7日後の日付が表示されます。

やはり一時停止を解除したいと思った場合は「更新の再開」をクリックします。

Windows10-v1903-extended-ability-to-pause-updates-12

この表示となった状態で「詳細オプション」を確認すると「更新の一時停止」の「一時停止期間」も1週間後の日付に設定されています。

Windows10-v1903-extended-ability-to-pause-updates-13

一時停止させた状態から更に1週間停止させたい場合は「更新をさらに7日間一時停止」をクリックします。

Windows10-v1903-extended-ability-to-pause-updates-14

「更新をさらに7日間一時停止」は最大4回までクリックすることができます。

したがって、最大の一時停止期間は、7日間×5回=35日間となります。

「更新を7日間一時停止」という部分を5回クリックすると、それ以上はクリックできなくなります。

Windows10-v1903-extended-ability-to-pause-updates-21

一旦、一時停止すると、一時停止を指定した日から35日後以降には一時停止期間を延ばせなくなります。

再度設定するには「更新の再開」をクリックしてその日までの更新プログラムを適用する必要があります。

 

注意点

更新の最大35日間の一時停止機能がWindows 10 Homeで使えるのはWindows 10 バージョン1903からです

Windows 10 バージョン1903がリリースされれば、旧バージョンでも一時停止できるようになるわけではありません。

 

量販店などで「令和セール」が始まりました。新品パソコンも特価や大幅ポイント還元などで販売されています。

しかし、「令和セール」で販売されているのは「平成パソコン」すなわちWindows 10 バージョン1809以前のものです。

「令和パソコン」すなわちWindows 10 バージョン1903が搭載されたパソコンは早くて6月のボーナス商戦以降となります。

 

最近のWindows 10は春のアップデートで大幅に変わる傾向があり、Windows 10 バージョン1903でも見た目も内部も結構変わっています。

当然、従来バージョンのWindowsである「平成パソコン」ではアップデート時に不具合が発生する可能性があります。不具合で初期化すればアップデートもやり直しです。

 

値段で「平成パソコン」を選んで後々苦労するか、「令和パソコン」を待って長期の平穏を得るか、よく考えてみてください。

 

まとめ

Windows 10 バージョン1903にアップデートするか、Windows 10 バージョン1903が搭載されたパソコンを買えば、35日間とはいえWindows 10 HomeでもWindows Updateの煩わしさから解放されます。

フィードバックHubを見る限り、現状では大きなバグも見つかっておらずWindows 10 バージョン1903の出来は良さそうです。

Windows Updateをコントロールできるだけでもアップデートする価値はあるのではないでしょうか。

「月々サポート」が使えるのはあと1週間、docomoの新料金プラン受付開始

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ドコモの料金プランが変わって、これでやっと通信料が下がると思い、とりあえず現行のプランから変更するにあたってのデメリットをドコモショップで確認してきました。

ところが、当たり前のことなのですが、何かが安くなれば何かが高くなるわけで、端末の駆け込み需要が発生しているそうです。

docomoの新料金プラン発表

ご存じのように4月15日にdocomoの新料金プランが発表になりました。

これは完全分離プランが義務化されることと、楽天への流出を防ぐための施策でしょう。

完全分離とは通信料金と端末代金を分けることを意味します。

現状ブランではdocomoの場合は「月々サポート」という名目で2年と1か月の期間、契約を継続することで月々通信料金の割り引きが行われます。この割り引きの合計が端末代金の値引き額とされ「実質価格」などという訳の分からない価格が端末価格として店頭では提示されています。

このような通信料金と端末価格を組み合わせて分かり難くしている現状の料金体系を禁止することが完全分離です。

それでも、今回の発表でも家族3人を前提とした計算で提示されており、単身者には分かり難くなっていることには変わりはありません。いつも思うことですが、これは「抱き合わせ販売」と何ら変わらないのではと思います。

しかも、現行の料金プランに移行したときに大々的に言っていた通話の必要性のため「かけ放題」を切り離せなくしたにもかかわらず、今回のプランでは「かけ放題」をオプションとして料金を安く見せています。

 

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駆け込み需要

どちらにしても通信料金が安くなる見込みがあるならプランを検討してみる必要があると思い、まず、現状のプランから変更することによるデメリットが無いかをドコモショップで確認しました。契約内容を細かく調べれば分かることですが面倒なのでドコモショップで聞いた方が早いです。

私の場合、まず問題となるのは母の契約の「月々サポート」がまだ残っていることです。

確認したところ、やはり、新料金プランに移行した場合、「月々サポート」は終了するとのことでした。ただし、パケットプランをシェアプランから通常のパケットプランに減らす場合は影響が無いとのことでした。

それならば父の契約をシェアプランから外して新料金プランに変えようかと思ったのですが、ここで指摘を受けました。

新料金プランに変えることは問題無いが端末は定価で買うことになるとのことです。

考えてみれば当たり前のことで、完全分離とは通信料金は安くなる代わりに、端末は定価販売になるということです。

そのため、10万円を超すようになった端末を少しでも安く買えるように見える今のプランが契約できるうちに端末を買い替えてしまおうという駆け込み需要が発生しているそうです。

 

新iPhoneを見据えてのジレンマ

どちらが安いかは実際に計算してみないと分からないので、5月22日以降にドコモショップに行って計算してもらい、新料金プランの方が安ければその場で予約するのがよいとドコモショップの店員に言われました。

確かに今までは「月々サポート」という名目であった「割り引き」を通信料金で割り引くか、端末代金で割り引くかの違いだけで多少の誤差はあれ、大きな違いは無いでしょう。

それでも端末を安く買えなくなるという錯覚には陥ります。

現状のプランで契約できるのも、あと1週間程度なのでどうしようかと考えているのですが、現状のiPhoneは買いたくない理由があります。

昨年11月に発売されたiPad Pro(3rd)ではLightning端子からUSB Type-Cに変更されました。USB Type-Cは単に新しいUSB端子というだけでなくUSB 4.0として今後の主流となる端子であり、AndroidではMicroUSBから移行が始まっています。

となれば2019年秋に発売される新iPhoneでもUSB Type-Cが採用される可能性は高くなります。

USB Type-Cが採用されるとUSB PDによる高速充電やPC用の多くの周辺機器が使えるようになります。

あくまで錯覚なのですが、安く買える今のうちに買い替えるか、新iPhoneを待つか考えどころです。

 

まとめ

実際はdocomoの発表のように安くはなりません。「かけ放題」をオプションにしたり、通信料金が安くなる分、端末購入価格が跳ね上がります。

移行すべきかどうかの比較計算は非常に面倒なのでドコモショップで相談してみることをお勧めします。

ただし、同じように迷っている人も多く、相当の混雑が予想されます。また、端末の買い替えも考えている場合は、端末の在庫と5月31日までという期限も忘れないようにしてください。

PS4、PS4 Pro、PS VR 期間限定値下げ、店舗による対応の違い

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PlayStation本体や周辺機器が、また、期間限定で割り引き販売されます。

ところがキャンペーン情報の扱いが店舗により違っており、知らないと損をすることになります。

Days of Play

PlayStationのグローバルキャンペーン「Days of Play」が実施され、特別仕様のPS4やPS VRのセットや既存製品の割り引きが行われます。

 

 

どうも最近は値下げの代わりに期間限定割り引きがよく実施されています。

確かに値下げだと、いつ買っても値下げ後の値段なので「また今度でいいや」となりますが、期間限定と聞くと損をするという危機感から「今のうちに買わなければ」と思うようになります。

私も3月末までのPS4本体の5,000円OFFキャンペーンでPS4を買いました。

その後、ゴールデンウイークのPlayStation Storeでの割り引きで昔PS1でプレイしたクーロンズゲートのVR版を購入したこともありPS VRを買おうと考えていました。

ちょうどその時に今回のDays of Playキャンペーンが開催されると知り、PS VRを買うことにしました。

 

店舗による対応の違い

最初に今回のキャンペーンを知ったのはソニーストアからのメールでした。

Days-of-Play-2019-Jun-02

そのメールではキャンペーンのスタートは1週間先とのことでしたが、キャンペーンスタートまでの各店舗の対応が気になりました。

6月7日発売の商品は当然キャンペーン価格で予約を受け付けていますので問題はありません。

問題となるのは既に発売されているPS4、PS4 Pro、PS VRの対応です。

まず、Sony Storeはメールを送ってきただけあって6月6日出荷として予約を受け付けていました。

また、ソフマップも予約を受け付けています。

ところが、Amazonとヨドバシ・ドット・コムは既存製品の割り引きに関する情報を一切提供していませんでした。

ヨドバシの店頭も確認してみましたが、新製品に関するPOPしかありませんでした。

もちろん店舗には店員がいますので人によっては教えてくれるかもしれません。しかし通販では表示されている情報がすべてです。知らなければそれまでです。

 

まとめ

キャンペーンの告知と開催の日程がずれる場合、予約を受け付けるということは対象商品を確保しておく手間などいろいろ面倒なことがあります。

しかし、すべての購入者がキャンペーンを知っているわけではありません。

知らなければ数日の違いで高い値段で買わされることになります。

それなのに6月7日から価格が変わることを一切告示しないことは店舗側に問題がありますが、購入側としても商品の情報、特に価格については注意して情報を収集する必要があります。

 

Windows 10 バージョン1903へのアップデートと回復パーティション

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Windows 10 バージョン1903へのアップデートに際しての「回復パーティションの増殖」についてコメントを頂いたので調べてみました。

Windows 10 バージョン1903の回復パーティション

Windows 10がインストールされたディスクはいくつかのパーティションに分割されています。通常使用するCドライブのパーティションとは別に、Windows 10が立ち上がらなくなった場合に修復するためのツールやドライバーなどが保存されたパーティションがあります。そのパーティションを「回復パーティション」と呼びます。

「回復パーティション」は通常は使用されないためドライブ文字は割り当てられないのでエクスプローラーなどでは見えません。

この「回復パーティション」はWindows 10のバージョンが上がるごとに最低サイズが増えています。最低というのはパソコンによって回復に必要なドライバーなどが異なるため、パソコンによっては最低サイズ+500MB程度になる場合もあります。

「回復パーティション」の最低サイズはWindows 10 バージョン1709までは450MB、バージョン1803/1809では500MB、バージョン1903では530MBです。

最低サイズはWindows 10をクリーンインストールした場合に確保されるサイズであり、メーカー製パソコンなどではメーカーがサイズを決めています。

この画面はWindows 10 バージョン1903をクリーンインストールした場合のパーティション構成です。「回復」とある部分が「回復パーティション」で約530MB確保されていることが分かります。

Windows10-v1903-Recovery-Partition-01

 

「回復パーティションの増殖」の回避

Windows 10をバージョンアップした場合、この「回復パーティション」は再利用されます。しかし必要とするサイズが不足する場合、新たに「回復パーティション」を作成して古い「回復パーティション」は使われず利用者が使えない状態で残ります。

バージョンアップを繰り返していると使われなくなった「回復パーティション」が増えていきます。この現象は「回復パーティションの増殖」とも言われます。

「回復パーティションの増殖」を防ぐには、クリーンインストール時に確保されるサイズに加えて買い足していく周辺機器のドライバーや新しいバージョンでの最低サイズの増加を加味して、予め十分なサイズの「回復パーティション」を確保しておくことが効果的です。

メーカー製パソコンでは難しいですが自作パソコンなどクリーンインストールが行える場合は、こちらの記事で説明した方法で予め確保する「回復パーティション」のサイズを変更することができます。

 

ところが、十分なサイズを確保したにもかかわらず「回復パーティションの増殖」が発生したとのコメントを頂いたので、実際にアップデートして確認してみました。

 

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Windows 10 バージョン1809から1903へアップデート

確認に使用したのはWindows 10 Pro(x64) バージョン1809 ビルド17763.529です。

Windows10-v1903-Recovery-Partition-02

パーティション構成は、上記の記事で説明しているようにディスクの最後に1GBのサイズで「回復パーティション」を確保しています。

Windows10-v1903-Recovery-Partition-03

Windows 10 バージョン1903からMicrosoftはアップデートに慎重になり、アップデートに失敗する可能性があるパソコンには「Windows 10 バージョン1903の機能更新プログラム」が配信されません。

幸いこのパソコンにはアップデートを許可して1日程度で配信されてきましたので「今すぐダウンロードしてインストールする」をクリックしてアップデートしました。

ちなみにWindows 10 バージョン1803/1809ではKB4499183が適用されることで、このように「更新プログラムのチェック」とは独立して累積更新プログラムなどの適用の可否を選択できる表示に変わるようです。

Windows10-v1903-Recovery-Partition-04

アップデートしてWindows 10 Pro(x64) バージョン1903 ビルド18362.145になりましたが、

Windows10-v1903-Recovery-Partition-05

パーティション構成は変わっておらず、「回復パーティションの増殖」は発生しませんでした。

Windows10-v1903-Recovery-Partition-06

USBメディアを使用して別のパソコンを2台アップデートしたのですが、やはり「回復パーティションの増殖」は発生しませんでした。

 

考察と万が一の場合

「Windows 10 バージョン1903の機能更新プログラム」の動作が以前と変わった可能性からアップデートして確認してみたのですが、コメントで頂いた状況は再現できませんでした。

ただし、コメントで頂いた状況で気になったのはボリュームラベルです。

上記で説明した「回復パーティションの増殖」を防ぐ方法で「回復パーティション」を作成した場合、ボリュームラベルは「Windows  RE Tools」となりますが「回復パーティションの増殖」が発生した場合でもボリュームラベルは変わりません。

ところがコメントで頂いた状況ではボリュームラベルが「Windows  RE Tools」から「Recovery tools」に変わっています。したがって、何かしらのツールが「回復パーティション」を書き換えた可能性があります。

Windows 10は「通常パーティション」と「回復パーティション」を種類(ID)と属性(ATTRIBUTE)によって識別します。パーティション操作ソフトを使った場合に種類と属性が変更されることがありました。

パーティション操作ソフト以外でも起きる可能性はありますが、もし起きたとしてもWindows 10は通常通り使えますので利用者が気付くことはないでしょう。

 

万が一、「回復パーティションの増殖」が起きても、ディスクサイズが不足する場合以外は無視してください。パーティション操作ソフトで修正してもよいですが、失敗したときのことも考えてバックアップしてから行ってください。

 

まとめ

Windows 10 バージョン1903では「回復パーティション」が530MBに増加しました。

今後もWindows 10は肥大化を続けますので「回復パーティションの増殖」を防ぐためにも、クリーンインストールする場合は「回復パーティション」のサイズは増やしておいた方がよいでしょう。

Hyper-V Server 2019 配信開始

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遅れに遅れていたHyper-V Server 2019の配信が、やっと始まりました。

Hyper-V Server 2019

Hyper-V ServerとはWindows ServerからGUIを削除した純粋なServer Coreに、Hyper-V仮想マシンの実行環境の役割りだけを与えたWindows Serverのひとつのエディションです。

Hyper-V Server 2019はその最新版です。

Hyper-V-Server-2019-Release-01

Windows Server 2019とWindows Server 2019 Essentialsは既に販売もされているのですが、Hyper-V Server 2019はこちらの記事によるとメディアに問題があった関係でリリースが遅れていました。

一度は公開されたようで、ネットで探すとその時のISOイメージが見つかります。

 

ダウンロード先

ダウンロードはMicrosoft Evaluation Centerから行えます。

米国のMicrosoft Evaluation Centerです。

Hyper-V-Server-2019-Release-02

米国ですが言語選択で「Japanese」を選択できます。

Hyper-V-Server-2019-Release-03

今回配信されたのは下記のファイルで、RS5とある通りWindows 10 バージョン1809と同じベースのようです。

  • 17763.557.190612-0019.rs5_release_svc_refresh_SERVERHYPERCORE_OEM_x64FRE_ja-jp.iso

サイズは約3GBです。

近日中に日本のMicrosoft Evaluation Centerからもダウンロードできるようになると思います。

 

バージョンの違い

Hyper-V Server 2019で何ができるようになるのかというと、あまりよく分かりません。

Windows Serverのバージョンの違いによる機能の違いは下記サイトで説明されているのですが、Hyper-V Serverでできることは限られていますので使えそうな機能は少ないです。

ただし、Windows 10をテストするならHyper-V Server 2016以上の方がよいでしょう。

Windows 10 バージョン1903で実装された「Windowsサンドボックス」は機能が限定された仮想マシンですので、仮想マシンでテストするには「Nested Hyper-V」が使えるHyper-V Server 2016以上が必要なためです。

 

まとめ

仮想マシンはOSをテストするのに非常に都合の良い環境です。

Windows 10 ProでもHyper-V仮想マシンは実行できますが、長時間のテストや複数バージョンのテストを考えるとHyper-V Serverで運用した方が電気代も安く済みます。

仮想マシンはチェックポイントを保存する関係で大きなストレージを必要としますが、テラバイトサイズのSSDも安くなってきたのでストレージの交換と合わせてHyper-V Serverのバージョンを上げてしまうのもよいでしょう。

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