わけが分からずMicrosoftアカウントがロックされる場合があります。
ロック解除には携帯電話のSMSが必須ですが電話番号にも回数制限がかけられています。
Microsoftアカウントのロック
Windows 8からWindowsログオンにMicrosoftアカウントが利用できるようになり、Windows 10 バージョン1607からは電話認証も不可能となってパソコンとMicrosoftアカウントの紐づけが必須となってきています。
ところが、わけも分からずMicrosoftアカウントがロックされる場合があります。
ロックされていることはOutlook.comにサインインできない、Hotmalのメールボックスを見れない、OneDriveにサインインできないなど間接的な障害で発覚します。
そのような場合にMicrosoftアカウントからサインインしてみるとこのように表示される場合があります。
利用上限に達しました。明日、やり直してください。
ロックを解除するために「続行」をクリックするとこの画面となります。
電話番号を入力するのですがSMSを受信できる電話番号である必要があります。
携帯電話の電話番号を入力して「コードの送信」をクリックします。
ところが、「利用上限に達しました。明日、やり直してください。」と表示される場合があります。
翌日、翌々日にやり直しても状況は変わりません。
しかし、別の携帯電話の電話番号を入力するとこのようにアクセスコードの入力状態になります。
このことから「利用上限」とはロックされたアカウントのロック解除回数上限ではなくSMS送信先の電話番号の利用上限であることが分かります。
Microsoftは電話番号をブラックリストとして保持
「なぜこれを行う必要がありますか?」というリンクをクリックするとこちらのページが表示されます。
- アカウントの一時停止(Microsoft)
説明には「この電話番号は、このアカウントのブロック解除のために 1 度だけ使用されます」とあるのですが、しっかり電話番号を保存していることになります。
ひとつの電話番号あたりのロック解除に利用できる回数は正確には分かりませんが5~10回程度のようです。Microsoftアカウントをいろいろ使い分けている場合は回数制限に引っかかる可能性があります。
ロック解除だけなら知人の電話番号にSMSを飛ばしてアクセスコードを電話で聞くことも可能ですが、知人の電話番号はMicrosoftに保持されて利用回数が1回減ることになります。
まとめ
ロックされたMicrosoftアカウントのロック解除にはSMSが受信可能な電話番号が必須です。それも回数制限があります。携帯の電話番号など使い捨てと考えているなら問題ありませんが、MNPで大事に使っている場合は注意してください。
関連記事:
Amazonで見る |